「シンドラーのエレベーター」でまた事故が起きました。
今度は賃貸マンションではなく「アパホテル金沢駅前」ですが、悲惨な事故が繰り返されてしまいました。
業務上過失致死容疑で、シンドラー社の名古屋支店と、金沢市内のエレベーター保守点検業者が家宅捜索されています。
シンドラー社の社長が、亡くなられた方の自宅に謝罪に訪れたとき「もう来てほしくない」と、遺族が涙を流している様子が報道されていました。
それにしても、エレベータ会社と保守点検業者を選んだホテル側には問題はないのでしょうか。
あのテレビCMに出ている女性社長は家族に謝罪する必要はないのでしょうか。
2006年に東京都港区で、同じシンドラー社のエレベーターで男子高校生が亡くなられた時は、賃貸管理会社や担当者に大きな衝撃を与えました。
「もし、当社の管理物件のエレベーターで起きたら・・・」と考えると背筋が寒くなりました。
賃貸物件には、エレベーターに限らず、人命に関わる設備が多くあります。
オーナーも管理会社も、自分たちが直接に保守業務に携わるワケではありませんが、しっかりした技術と責任のある専門業者を選んで、安全確保に努める必要がありますね。
今回の事故で、その想いをさらに強くさせられました。