営業自粛のこんな時期ですから
資金を手元に確保しておきたい、
というニーズもあると思います。
もし興味のある方は読み進めてください。
「お金は大丈夫」
「借金の勧めなど書くな」
という方は、ここで閉じてください。
まず
「国の保証で銀行から融資を受ける」
という方法です。
この信用保証の制度の中に
コロナへの特別対応策として
「セーフティネット保証枠」があります。
信用保証協会が
通常の保証限度額とは別枠で保証を行う国の制度です。
具体的には
セーフティネット4号と5号があって、
4号は、
前年同月比で20%以上売上が減少
全都道府県で適用(現時点で)
借入債務の100%を保証
というのが概要です。
4号は「突発的災害(自然災害等)」
のための制度ですが、
コロナウィルスは該当するのですね。
経産省の以下のページで確認できます。
⇒ http://a03.hm-f.jp/cc.php?t=M505752&c=2208&d=b0b8
5号は
前年同月比で5%以上売上が減少
業種に制限あり
借入債務の80%を保証
というのが概要です。
当然ですが、
検討するとしたら 4号でしょう。
この具体的な申請方法は、
まず会社所在地の自治体のHPを確認します。
「セーフティネット4号 申請 自治体名」
で検索してください。
ちなみに世田谷区は、
「まず金融機関に融資のご相談をお願いします」
と書いてあります。
感染症拡大予防と手続きの迅速化のため、
窓口での受付を中止し、
郵送申請、金融機関による代行申請に切り替えます。
とのことです。
この代行申請というのは
指定の金融機関が取り扱ってくれるようです。
それが出来ない場合は
「郵送申請もあります」と説明されています。
やはり窓口受付は現在はやっていないですね。
世田谷区では
指定期間は本年6月1日までとなっていますから、
あまり時間は残されていないようです。
(期間は延長されるのかもしれませんが)
これについては
各自治体のHPを確認してください。
自治体の手続きが順調に進んだら
各地の信用保証協会に「保証付き融資」を申し込みます。
全国47都道府県に「◯◯県信用保証協会」
という名称の保証協会があります。
そこで保証が得られれば
最初に相談した金融期間で融資実行です。
金融機関は信用保証協会の
100%保証付きですから
喜んで融資してくれるでしょう。
保証料の利用者負担はゼロで、
貸出金利を引き下げてくれます。
つぎは
日本政策金融公庫で取り扱う
「新型コロナウイルス感染症特別貸付」です。
HPを見てみると
⇒ http://a03.hm-f.jp/cc.php?t=M505753&c=2208&d=b0b8
最近の売上が前年同月比で
5%以上減少していることが条件です。
使途は設備資金および運転資金。
金利は3,000万円を限度として
融資後3年目までは基準利率から
0.9%引き下げてくれます。
基準金利が1.36%なら
0.46%ですからかなり低いです。
3000万円の借り入れで
月に11,500円の利息になります。
返済期間は
15年(運転資金)20年(設備資金)です。
もちろん無担保です。
友人の話しによると
「仲が良い公庫担当に聞いたが、
申込殺到していて倒れそう」
と言っていたそうです。
時間がかかるのは仕方がなさそうです。
政府系の金融機関として
商工中金でもコロナ融資を実施しています。
概要や申込書式や問い合わせ先など
HPを確認してください。
⇒ http://a03.hm-f.jp/cc.php?t=M505754&c=2208&d=b0b8
これらは、
国が保証してくれたり
金利を負担してくれる仕組みです。
資金が必要なら活用すべき制度だと思います。
このほかにも
自治体ごとに融資制度があると思いますので
「自治体名 コロナ 融資」などで
検索してみてください。
融資ではなくお金がもらえる制度として
「IT導入補助金」
「雇用調整助成金の特例措置」
など制度もあります。
内容を知りたい方は検索して
該当のサイトをご覧になってください。
ウィルスの感染予防は
人との接触を減らすしか方法はありません。
そのために仕事を減らさなければなりません。
籠城するなら兵糧が必要です。
低金利なら
とりあえず手元に置いておく、という考えは
間違いではないと思います。
僕の事業でも
3月は新規のコンサルタント募集、
4月は賃貸研修の開催が例年ですが、
コロナの予測がつかないので
今年はすべて中止しました。
なので売上は20%減どころではありません。
僕と数人の在宅スタッフという陣容なので
それで立ち行かない訳ではありませんが、
少し手元に資金を確保しておこうと
考えています。
また途中経過などがありましたら報告しますね。
皆様も、頑張って乗り切ってください。