オーナーニュースレターの目的が明確になったところで、
今回からは、その活用方法を具体的にお話します。
このオーナーニュースレターは、
管理させていただきたいオーナー様に、
「価値を与える」ために活用するのですから
前提として、
管理させていただきたいオーナー様が
リストアップされている必要がありますね。
それを「オーナーリスト」といいます。
このオーナーリスト作りから始めるのです。
毎月、時間と手間のお金を使って
「価値を与える」のですから、
その対象となるオーナーリスト作りは
慎重に行う必要があります。
オーナーリスト作りの手順は、
まず、あなたが管理したい物件を決めることです。
あるいはイメージしてください。
エリアは?
物件タイプは?
築年数は?
他社が管理している物件か?
自主管理の物件か?
特に避けるべき管理会社の物件は?
「地域内にある賃貸物件なら、何でもいい」
というのは乱暴ですよね。
対象物件を決めるときの
もうひとつのポイントは
あなたの賃貸管理のUSPを考えることです。
USPとは、
ユニーク(U)、セリング(S)、プロポジション(P)
の略です。つまり、
あなたの賃貸管理の「強み」のことです。
なぜオーナーが、
他の管理会社でなく、あなたに管理を任せるのか?
その理由です。
あなたの賃貸管理の「売り」が、
・空室対策のよる稼働率の高さ
・クレーム・トラブルへの対応スキーム
・リフォームやリノベーションの提案力
・共用部分の清掃に対する社内体制に自信がある
・収益やキャッシュフローの改善
以上の例のように何かあるなら、
それによって対象物件が絞られる場合があります。
この対象物件とオーナー様という
マーケットが絞られると
そこに発信するメッセージが明確になりやすいのです。
つまり、オーナー様に「伝わる」のです。
これは「理屈」に聞こえるかもしれませんが、
極めて重要なことなんです。
ほとんどの会社が、これを意識せず
ただ、賃貸物件オーナーに
普通の管理を提案しているのです。
できるなら、
管理したい対象物件を絞って、
その所有者を調べて、
オーナーリストを作ってほしいと思います。
次回は、
効果的なオーナー情報誌の送り方
についてお話いたします。