案内に行く前の「カウンター越し」の説明も、
現地を見ながらの物件説明も共通してますが、
単に「セールスポイント」を並べ立てるのは「上手い」プレゼンではありませんね。
物件を紹介するときは、
「必要性」を訴えましょう。
「メリット」を強調しましょう。
「希望がかなうこと」を確認しましょう。
お客様の希望条件の「間取」と「場所」と「予算」しか聞いてなかったら、
物件紹介は、特徴をダラダラ並べて説明するしかないですよね。
目の前のお客様が、部屋を探している細かな事情を聞いていないのですから。
でも、あなたは、アプローチの段階で、しっかりと「聞いて」いるはずです。
「リビングが狭いので、大型のテレビが置けない」 とか、
「隣の音が気になるので木造アパートから逃れたい」 とか、
「駅から遠いので、たまにタクシーを使わなければならない」 とか。
であれば、
いくつかのセールスポイントの中から、
目の前のお客様が感じる「必要性」「メリット」「希望がかなうこと」だけを強調するのです。
「こちらの物件はリビングが10畳あります」 なんて、
いま同じくらいのリビングに住んでいる人だったら「興味がない」説明ですよね。
あまり興味のない説明をダラダラされていると、肝心な説明に集中できません。
それより、このお客様が、
「新しい部屋に何を求めているのか」
「どんなことにメリット感じるか」
「どんな希望をかなえたいのか」 を意識して、
いま、あなたが紹介している物件が、「それ」に当てはまる部分を強調するのです。
お客様は「何かを解決したくて」部屋を探しているのですから。
そして、そのときは、できるだけ具体的な表現を選びます。
「このリビングは10畳あるので、大型テレビを置いても、2mくらい離れて見られますね」
「この部屋は鉄筋コンクリート造なので、隣を気にしなくても済みますね」
「この物件は駅から600mですから、タクシーを使う必要はなくなりますね」
これを、「ベネフィットを強調するプレゼンテーション」といいます。
また、明日。