このブログのテーマは「管理物件を増やすこと」です。
増やすにあたっては、「増えた後のこと」も考えておく必要があります。
そのひとつは、「部屋を決めること」です。
これを「リーシング」と言っています。
多くの方が、リーシングを「賃貸仲介」と同じ意味で使っていますが、
僕は「自社の管理物件を決めること」と思っています。
他社の物件を客付けすることと区別しましょう。
だって、他社の物件をいくら決めても、「管理を増やすこと」に何の助けにもなりませんから。
しばらくは、この「リーシング力」をアップする話を続けます。
最初は「スタッフの営業力アップ」の話です。
賃貸仲介やリーシングの営業の話を語っている人は多くないですね。
関連本も1冊しか巡り合ったことがないです。
だから、このブログは貴重だと思いますよ(笑)
まず前提として、
リーシングに必要な知識を備えていることです。
この話も長くなるので簡略に書きますが・・・・・
地域のことを熟知していること。
これは、スーパーや学校や病院や公園などの施設です。
そして電車や車での交通手段・・・・
それから、細かな生活道路・・・つまり「道」のことをよく知っていることです。
お客様は、あなたやあなたのスタッフに「部屋を見せてください」と言いますが、
本当は「街を知りたい」のです。
それはそうですよね。
部屋の中に暮らすのではなく、「街に暮らす」のですから。
ただ、不動産会社のスタッフに「街を教えて」と言えないから、
「部屋を見せてください」と言っているだけです。
ゼツタイに、部屋と一緒に街の中も見たいはずです。
だから、スタッフが街を知らなかったら話になりません。
僕は新人向けの研修では、「1か月以内に街を知りなさい」と言っています。
特に「道を覚えなければダメだ」と。
必要な知識はそれだけではありません。
現在、このエリアで募集中の物件のことを、
100%とは言わないけれども、なるべく多く知っておくべきです。
自社の管理物件しかリーシングしない場合でも、
ライバルとなる物件の条件を知っておくべきです。
ライバルの条件によっては、オーナーを説得する必要がありますし・・・・
他社物件の仲介もする場合は、
当然に「なるべくすべて」の物件を知らなければなりませんよね。
あなたのエリアの「賃貸の相場」も必要な知識です。
ポータルサイトなどか発表しているデータを「あてにする」のは情けないです。
あなたの方が「生の情報」と接しているのですから、正しい相場を知ることができるはずです。
この「正しい賃貸相場の知識」は、
リーシングだけでなく、オーナーへの提案時に必要不可欠なのです。
建物の構造の知識も「ある程度」は必要です。
RC造を希望するお客様に、「木造の良さ」を説得する場面もあるでしょうし。
住宅設備の知識も必要です。
セキュリティやインターネット回線や地デジなどなど。
入居者の住宅設備への要望が増し続けています。
今日は知識の話だけで終わってしまいました。
でも、「勉強不足」の営業スタッフが多すぎると思いませんか。
では、また明日です。
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