「オーナーニュースレター活用で
管理を増やすためのビデオ講座」
36本目をお届けします。
本日のタイトルは
「空室対策に強くなる2
物件の見せ方を工夫する」です。
こちらをクリックしてください。
物件の価値と価格のバランスを
合わせることが空室対策の出発点ですが、
しかし、
それですぐに空室が決まるワケではありません。
中には、それだけで決まる物件もありますが、
多くの場合はスタートラインに並んだに過ぎません。
各室にエアコンをつけたり、
アクセントクロスを施したり、
ペット可という条件に変えたとしても、
それは他の物件でも工夫していることです。
秤のバランスを合わせるとは、
スタートラインに立つことなのです。
まず、
同時期に募集しているライバル物件の中から、
あなたの管理物件を、
お客様に「見つけて」いただく必要があります。
お客様に見つけていただく方法の1番目が
インターネットです。
ここで見つけて貰えなければ話になりません。
賃貸管理会社が管理物件をインターネットに
掲載する時に留意する点はひとつです。
それは、物件の質を極限まで高く表現することです。
ポイントの1つめは写真です。
サイトが許容する限度いっぱいの枚数を
掲載するのは当然ですが、
一枚一枚の写真の質にこだわることも重要です。
2つ目は間取図です。
誰が見ても、分かりやすく、綺麗で、
現地を見てみたくなるような間取図を作成しましょう。
3つ目はコメントです。
たとえばポータルサイトのスーモには
「POINT」という欄があり、
そこにセールスポイントを掲載できます。
タイトルが30字で本文が100字です。
タイトル部分は太字になります。
この文字数の枠を使い切りながら、
この物件を探すお客様が検索で
使いそうなキーワードや、
このお客様の目にとまるようなワードを
入れるように工夫します。
その目にとまるワードは、
単身とカップルとファミリー世帯で異なります。
物件を探しているお客様の立場でコメントを選んでください。
インターネット掲載の質を高くするには、
写真と動画、間取図、コメントの
3つが決め手になります。
管理物件なら、
この質を100%発信するように心がけましょう。
お客様に見つけていただく工夫の
2番目は案内図面です。
管理物件の魅力を100%表現してください。
よくある案内図面は、
写真は1点か多くとも2~3点で、
間取図と地図と概要が載っています。
これだけのボリュームで管理物件の魅力を、
あますところなく表現出来ているでしょうか?
写真は外観と室内と設備だけで
10枚以上は載せたいですし、
さらに周辺写真もあります。
物件によっては間取図だけでなく
建物の配置図も載せたいでしょう。
地図には周辺にある施設の紹介も載せたいでしょう。
このように考えると1ページで収めるのは
難しいのではないでしょうか。
1枚目に外観写真と概要。
2枚目に地図と周辺施設の写真。
3枚目は室内と設備の写真集。
管理物件の案内図面は3ページくらいあっても
良いのではないでしょうか。
3番目は現地です。
看板と幟(のぼり)は目立つデザインとサイズで、
設置する箇所も目立つスペースを選んでください。
そして4番目は現地、
特にお部屋ですね。
お客様が部屋を見たときに、
「住みたい」という願望や、
「ここに決めよう」という決断を
してもらうための工夫が必要です。
現地を訪れたお客様の、
最初に目に入るのは物件の外観とエントランスです。
この第一印象がとても大事ですので、
常に綺麗にしておくのはもちろんのこと、
可能ならプランターなどで花を飾りたいと思います。
募集中の部屋は、
いつでもお客様を迎え入れられるように
準備しておきましょう。
参考となるのは分譲マンションのモデルルームです。
同じレベルを期待するのは無理だとしても、
お客様に部屋を見ていただいて、
その部屋の魅力を知っていただき、
ここに住みたいと思っていただく目的は同じです。
そして「空室セット」を用意します。
スリッパと玄関マットと消臭剤の
3点セットです。
プラスしてカーテンと照明器具を
マストアイテムとしてはどうでしょうか。
大家さんからのウェルカムメッセージ。
ライフインフォメーションとして、
生活に便利な周辺施設と所要時間の一覧表。
A4用紙いっぱいのサイズの間取図と
家具などの寸法を測るためのスケールのセット。
これらもお客様をお迎えするのに効果のあるセットです。
また「ご入居者様へのプレゼント」を用意して、
そのプレゼントを部屋に飾っておく
というアイディアもあります。
そのプレゼントは、
生活ですぐに使う掃除用具やペーパー類でもよいのです。
大家さんに提案して、
家賃を下げたり設備を投資いただいたとしても、
まず見つけていただくことが なにより重要です。
そして見ていただいたときに、
気に入っていただける工夫が重要です。
今回の動画はこちらになります。