「オーナーニュースレター活用で
管理を増やすためのビデオ講座」
26本目をお届けします。
本日のタイトルは
「オーナーセミナー7 セミナーの後のクロージング」です。
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オーナーセミナーの最後に、
重要なポイントがあります。それは、
セカンドオピニオンを勧める、
ということです。
セミナーの流れで、
だから、当社の賃貸管理が良いのです、
と結論づけると、もろに鎧が見えてしまいます。
現状の問題点を指摘した上で、
その問題点に不安や疑問を憶えたなら、
大家さんに、
納得のいく賃貸管理を選択してほしい。
賃貸管理は、
どこも同じではないことを告げたい。
現在の募集や管理状況を、
第三者にチェックさせることを勧めたい。
ということを訴えたいのです。
それが、
医療で使われるセカンドオピニオンです。
すぐに現在の業者を断って、
当社に乗り換えてください、
という主張ではなく、
一度、第三者の専門家に、
現状の募集や管理状況を、
チェックさせてはどうですか?
という提案です。
これなら売り込みにはなりませんし、
大家さんにとっても、ハードルが低いはずです。
セカンドオピニオンでは、
どんなことをチェックするのか、というと、
たとえば
インターネットの掲載状況として、
ポータルサイトへの掲載、
写真枚数、写真の質のレベルをABCで判定、
掲載コメントの内容、
などのスコアをつけます。
募集情報の公開状況として、
ファクトリーシートの配布、
レインズ登録、
アットビービーへの掲載
などをチェックします。
募集条件の適性度として、
賃料設定や入居費用の総額などを、
ライバル物件と比較した表を作ります。
管理状況は現地でチェックします。
・募集看板等が適切か、
・共用部分の清掃状態はどうか、
・ゴミ置き場、駐輪、郵便、植栽の状況、
・空室の管理状況は適切か、
などです。
そして、
大家さんが依頼している管理会社の
管理メニューもチェックします。
保証会社、収支報告、更新方法、日常清掃、
巡回点検、法定点検、などの内容です。
いかがでしょうか。
もし、あなたの管理大家さんが、
あなたの募集や管理業務について、
他の管理会社に、
以上のような項目をチェックさせたら、
と想像してみてください。
それが公正中立なレポートだとして、
いったい、どんなスコアがつくのでしょうか。
ちょっと怖いですよね。
なので、
セカンドオピニオンのチェックシートが完成したら、
一番最初に自社の募集や管理状況を
チェックしてみてはいかがでしょうか。
満点がとれない場合でも、
改善点が明確になることでしょう。
では7回に渡ったセミナー運営の
まとめをしておきます。
セミナーには個々に目的があり、
そのためのテーマがあり、
そして、求める結果があります。
今回のセミナーの目的が、
大家さんからの信頼を高めることなら、
相続対策や、民法改正などのテーマが合っています。
そして求める結果は、
セミナーが終わったあとに、
「とても役に立った」と感想を言ってもらうこと、
だったりします。
目的が管理や媒介を取得することなら、
テーマとして、
空室対策や、リノベーション事例や、
業界の裏事情などが適切です。
そして結果として、
問題を解決する手段を理解していただき、
セカンドオピニオンから
個別相談に持ち込ませていただくことを、
求めるのです。
オーナーセミナーは、
会社の方針として決まったから行うものではありません。
大家さんとの信頼関係を築く、
管理や媒介をご依頼いただく、
という明確な目的があります。
それを見失わないように計画して、
実施してください。
そして、ぜひ成功したパッケージを、
いくつも作り上げてください。
今回の動画はこちらになります。