新しい動画をアップしました。
テーマは
「新型コロナウィルスに打ち勝てる
賃貸管理メニューの作り方とは」です。
いま、コロナへの不安が高いときに
売れている、あるいは関心が集まっている
という商品があります。
たとえば、
リモート営業を謳っている
「オンライン商談システム」です。
タレントの照英さんのCMを
ご存じの方も多いと思います。
去年から流れていたCMは、
「営業は足で稼ぐんだ!」と主張する
昔ながら(?)のスタイルの照英さんに
「これからは会わなくても売れる
オンライン商談システムです」
と訴えていました。
実は僕はそのCMには懐疑的でした。
たしかに「オンライン商談」は
これからのスタイルだけど
従来の「足の営業」を否定する戦略は
受け入れられないなー、という感想です。
やはり物を売るには信頼関係が大事で
顔と顔を合わせるのが一番と思ってるので、
足の営業をバカにする広告戦略は
僕は好きになれませんでした。
ところがコロナの時代になると
感染を恐れて顧客訪問ができません。
でも欲しい人はいるのだから
「オンライン商談システムは」は
売るにも買うにも好都合です。
CMの内容も変わりましたね。
足の営業がムダなのではなく、
会わないで済む安心感を強く打ち出しました。
この商品に
問い合わせが殺到していると聞きました。
でも、この商品は
コロナ時代に生まれたのでしょうか?
違いますよね。
前からありました。
しかも機能は何も変わっていません。
コロナによって顧客心理が変わったときに
以前からあった商品の強みや特徴に光をあてて
それを強調したからヒット商品になりました。
たとえば我々の業界にも
不動産テック関連の商品が去年からありました。
いま業務内容を、
テレワークに切り替えたり
なるべく接触しないように工夫したいので
この不動産テック関連の商品が注目されています。
今までは
「小さな会社には向かない」とか
「どれが本物か分からない」などで
手を出すことを躊躇していた方々も
この時期に導入の検討を真剣に
されているのではないでしょうか?
この商品も同じく
コロナ時代に生まれたのか?というと
その前からありました。
機能も同じです。
「業務効率」とか「働き方改革」という
セールスポイントではなく、
「感染防止」「リモートに最適」という
強みと特徴にスポットが当たるように変化したのです。
ただ・・・・個人的には・・・・
「不動産テック」というネーミングがどうも・・・・
コロナの治療薬として
アビガンが注目されていますが、
これも「コロナ前」からあった商品です。
国民のほとんどは知らなった薬です。
新型コロナのために開発されたモノではありません。
でもコロナ時代に有効な商品として
世界から注目されています。
このように
「コロナ時代に役立つ賃貸管理」も
新しく用意する必要はない、
というのが1つの考えです。
あなたの賃貸管理が
「大家さんの賃貸経営に役立つ」
というコンセプトを持っていたなら
コロナ時代にも必ず役立ちます!
ただ、
アピールポイントを変える必要があるだけです。
コロナによる賃貸経営への影響は、
・家賃の猶予や減額請求
・家賃滞納の増加
・それによる保証会社の財務状況
・クレームの質の変化と増加
・解約増加と空室の長期化
・家賃の下落
・経費(特に修繕費用)の増加
・物件内での感染発生
・それによる風評
など数多く予想できます。
しかし、どれも漠然としたものです。
大家さんも
「こういう賃貸管理があればいい!」
と的が絞れている訳ではありません。
なので、コロナの前から
「大家さんの賃貸経営に役立つ」
という賃貸管理を行っているなら
なにも新しく作る必要はないと思います。
ただ、表現方法、
アピールポイントは変える必要があります。
たとえば管理メニューの「Aコース」
という名称を
「大家さん応援コース」
と変えるだけでも注目されます。
もっと踏み込んで
「コロナ対応コース」
と変えたら
かなり注目してもらえます。
その中身は、
・ルームクリーニングや日常清掃時の徹底したウィルス消毒
でもいいと思います。
先に、
「コロナ対応コース」という商品名を決めて
そのあとで、
「どんなメニューを加えるか」を検討するのが
正しい順序だと思います。
コロナ時代に役立つ賃貸管理とは?
という漠然としたテーマだと
なかなか良いアイディアは生まれないのではないでしょうか。
ところで、もしあなたの賃貸管理が
「大家さんの代行をするだけ」
がコンセプトなら
コロナ時代には評価されないと思います。
ただ入居募集して
ただ家賃集金して
ただトラブルに対応して
ただ解約処理をするだけでは
漠然とした不安を解決してくれません。
賃貸管理の本質は
大家さんの賃貸経営に役立つこと
だと思います。
それを真剣に突き詰めているなら
コロナ時代でも通用するはずです。
ただこれからは、
入居募集
家賃集金
クレーム・トラブル対応
更新処理
解約受付から退去処理
これらの業務のすべてに
「コロナ対応」という精神を
宿すことが大事だと思います。
そしてそれを
大家さんに上手にアピールすることです。