前回の記事は
ツーステップマーケティングの説明と
管理営業は、
この方法でないと難しい、
という話をしました。
ツーステップと言っても
「2回目に会ったら売り込む」
ということではなく
「2回以上の出会いを重ねる」
という意味です。
なので
マルチステップマーケティング
とも言われています。
この具体的な方法を
研修で分かりやすく説明するのですが、
もちろん方法はひとつではありません。
間接的な方法と
直接的な方法を織り交ぜて
大家さんとの関係を築いていきます。
間接的な方法は効果はジワジワですが、
1度に500人でも1000人の大家さんでも
アプローチが可能です。
「訪問だけ」という戦略では
とてもカバーできません。
そして大事なのは結果として
真剣に管理の話しを聞いてもらえる時間
を作るということです。
たとえば、
初めての訪問のときに
「空室が1年も続いていて
どこか良い管理会社を探していた」
という大家さんに会えたなら
「そのとき」が
真剣に話を聞いてもらえる時間です。
結果的にワンステップになりますが、
こんなチャンスを逃すことはありません。
真面目に大家さん訪問を繰り返していたら
こんなご褒美もあるでしょう。
実際に僕が
新築中の大家さんを訪問をしたときに
「ちょうど募集を依頼する会社を探していた」
という機会に恵まれたことがあります。
もちろんその場で
専任で募集させていただくことにして
のちに管理契約をさせていただきました。
このようなラッキーな出来事は
真面目に訪問を続けていれば
出会えるものです。
でも「それだけ」を頼みにしていては
おそらく管理は「さほど」増えないでしょう。
基本はツーステップなのです。
繰り返しになりますが目的は
真剣に管理の話しを聞いてくれる時間
を作ることです。
月の初めに
「今月、管理のプレゼンができる大家さんは
何人いるのか?」
その前提として
「行けば会える“見込み大家さん”は
いま何人いるのか?」
これがひとつのバロメーターになります。
これは時間が経つほどに
効果が表れてくる方法です。
時間が味方する、ともいえます。
だから、すぐに始めた方がいいのです。
数年前から検討している方がいるとしたら
この数年をムダにしたことになります。
いますぐ大家さん訪問を始めなくても
このツーステップの初期行動は
始めておくべきです。
現在の最重要課題が片付いて
いよいよ管理営業を開始できるとき
それが3年後であっても
その間の時間は生きています。
ぜひ、
ツーステップの初期行動を開始してください。