このブログでは
ずっと「管理を増やす」について
書き続けてきましたが、
今回は「管理を増やすということ」の
その前提について語りたいと思います。
管理を増やすアイディアは巷に多くあります。
その詳細を学べるセミナーも開催されています。
ぼくも1~2度 聞かせていただきましたが
本気で管理を増やす方法を知りたい方にとって
とても役立つ内容だと思います。
積極的に参加されると良いと思います。
ただし前提条件を知っておかないと
思い通りの成果は得られないかもしれません。
そのことは知っておくべきです。
この成功事例をビジュアルに例えると
立派に育った大樹のようなモノだと思います。
多くの枝が伸びて
たくさんの実がなっている大木です。
しかし多くの成功事例で紹介されているのは
その「枝葉の話」です。
あなたはご存知の通り
立派に枝が伸びて実をつけるには
しっかりとした「根と幹」であることが不可欠です。
紹介されている成功会社は
その根と幹がしっかりしているはずですが、
そのコトについて多く語られるコトはありません。
たとえば
フルリノベーション提案で管理を増やした、
という事例のとき、
工事後の家賃を保証する
借り上げをする
金融機関を紹介して金利を負担する
などのアイディアが紹介されますが、
その「小手先のノウハウ」だけで
大家さんが多額の投資を決断するはずはありません。
成功している会社には
プランニング力や
施工能力や
提案力や
部屋を決める力や
入居後の管理力や
大家さんとの信頼関係
などが備わっているから成功しているのです。
それらは日頃の地味な努力の継続という
「根っこや幹の部分」なので
成功事例セミナーで語られることは多くありません。
セミナーを主催する側も
その成功体験は持ち合わせていないのです。
成功事例で学ぶことは大いにお勧めしますが
自社の「根っこや幹の部分を育てる」という
地味な努力の継続がなければ
他社の「枝葉の話」だけを聞いて
表面的な活動だけ真似しても
同じ成果は得られないでしょう。
では、どのようにして
根っこや幹を育てるのか
という問い対して
次回からの
「賃貸管理を増やすシリーズ」で
僕の考えを書いていきたいと思います。