賃貸管理の客単価とは
昨日のブログでは
戸あたりの管理売上を増やすために
平均管理料率を引き上げる必要があり、
そのためには
管理メニューに戦略をもたせる
必要があると書きました。
その件で
「もっと具体的に書いてほしい」
というご要望メールをいただきました。
このあたりのことは
ブログの最後に書いてある
新井の電話無料コンサルを
受けていただくと良いのですが、
受けられる数に限りもありますので
もう少し書くことにいたします。
そもそも、
「平均管理料率」という数字を
把握していますか?
あなたの賃貸管理の客単価のことです。
もし、
管理メニューに5%コースしか用意がないなら
あなたの管理料率は最高で5%です。
普通は、少し値下げしたりするので
4%台か、まれに4%を切っている
管理会社さんもあるかもしれません。
管理物件の平均賃料が10万を超えている地域なら
3%台でもやっていけるでしょうが
家賃が5万6万の地域だと
3%の管理料はキツイですよね。
もちろん、その他の管理関連売上を
多く取り込めるように仕組み化されていたり
それを目指しているなら
そういう戦略も「あり」だと思います。
話を戻しますが
あなたの平均管理料率を
一度 計算してみてください。
そして それを 0.5%でも1%でも
引き上げる目標を持ってください。
管理メニューに戦略を持たせるには
「管理料率を〇%まてせ引き上げる」
という目標を明確にすることがスタートになります。
うなぎ屋さんと賃貸管理の関係
さて、
メニュー戦略の話ですね。
ある うなぎ屋さんのメニューに
鰻重に「梅」と「竹」があったとします。
梅は900円で、竹は1200円です。
このメニューだと
おそらく梅の方が多く売れるでしょう。
店主は、竹の方がボリュームがあって
当店の蒲焼きの美味しさを味わっていただけるので
「竹」を注文してほしいと思っています。
そこで1500円の「松」をメニューに加えます。
すると「竹」の注文が増えて
梅の販売量を抜くようになるはずです。
これが お客様の心理ですね。
3つの中の「一番安い料理」は
少し抵抗を感じるのです。
さらに、2500円の「松の特上」を加えると
「松」も売れるようになります。
お金を気にしないお客様は
「特上」を頼むでしょう。
この時になると「梅」は
かなり注文が減るはずですね。
すっごく単純な例ですが
これがメニュー戦略です。
あなたがもし、
7%の管理メニューを用意していて
それをオーナーに選んでもらいたいなら
そのコースを「竹」にするのです。
そのような価格ラインのメニューを
用意するのです。
もちろん5%のコースよりも
かなり魅力のあるメニューがなければ
選んでもらえません。
高い価値を与えれば管理料は高くできる
オーナー様は基本的には
多くの費用を払いたくないので
そのメニューを選ぶ「理由」を
理解していただく必要があります。
一番分かりやすいのは
2%を多く払っても
「2%以上の収入が増える」という説明です。
その明確な理由と実績です。
それが信じていただければ
「竹」を選ばない理由がなくなります。
オーナー様の収入増に結びつくメニューです。
このようなメニューが完成したら
まず管理オーナー様に
5%から7%への移行を提案しましょう。
既存の管理オーナー様には
7%を6.5%くらいにサービスしても
良いと思います。
あるいは「6ヶ月間は5%に据え置き」という
お試し期間を設けても良いと思います。
このときに大事なのは
日頃の管理オーナー様との関係づくりです。
管理オーナー様とのコミュニケーション
月に1度か2度 顔を出して
コミュニケーションが取れていれば
人間関係が出来ているので
このような提案も聞いてくれるでしょう。
ただ、
すべてのオーナー様と
このような綿密なコミュニケーションを
とり続けることは難しいかもしれません。
その足りない分を
オーナーニュースレターで
補っていただきたいると思います。
オーナーニュースレターを
100%活用してくださいね。