管理物件から発生する収入を
「ひとつ残らず漏らすことなく」
あなたの手の中に入れてください。
そのための最優先の課題として
管理物件の借主さんとの関係を
良好にしておきましょう、
というのが前回のブログのテーマでした。
友人をご紹介いただけたり
広い部屋へ住み替えを依頼されたり
自宅の購入の仲介をさせていただくのです。
この街の管理会社のあなたが
一番身近な存在なのですから、
他の不動産会社に相談されてしまうなんて、
「あってはならない」
ことだと思います。
そのための答えを考えてください、
と提案していましたが、
良いアイディアは浮かんだでしょうか?
僕の考えを書く前にもう少し、
管理物件の借主さんとの関係を良くすることの
メリットを説明しましょう。
それは、
「管理物件の入居率のアップに繋がる」
というメリットです。
何故か、というと
借主さんとの関係が良くなれば
長く住んでいただける可能性も
高くなるからです。
転勤などの事情で
他地域に引っ越さなければならない、とか
もっと広い間取りに住み替えたい、とか
反対に家賃の安い部屋に移らなければならないとか、
そのような事情が無い限りは
管理会社との関係が良ければ
引っ越す理由はありません。
もし不満があっても
あなたは事前にその内容を聞けるので
対処することができます。
そして関係が良好なら
定期的に借主の意見を聴くことができます。
それを元に
改善の必要があればオーナーに提案して、
あなたの賃貸管理とオーナー様の施設の
グレードアップに繋げることができます。
このような地道な努力を継続することが
退去を防ぐ一番の方法なのです。
さらに、
入居者さんとの関係が良好なら
あなたの「管理業務の助けになる」
というメリットもあります。
どういうことかと言うと
たとえば長い入居期間の間には
トラブルをゼロにするのは不可能ですが、
万一トラブルに遭遇しても
関係が良ければ大きなクレームには発展しません。
たとえば通勤時間帯の電車の中で
肩や荷物が触れただけで不機嫌になりますが、
それが知り合いだったら
顔を見合わせて笑って済むところですよね。
人は知り合いには寛大になれるものです。
管理スタッフの顔が分かり、
悪い気持ちを持っていない間柄なら
怒って苦情を言ってくることはないし、
解決するための時間や労力に理解を示してくれます。
さらに、トラブルの芽を摘み取るために
事前に情報をいただけるかもしれません。
暮らしている方が一番よく知っているので
好意的な情報提供は有り難いですよね。
たとえば騒音トラブルなどは
騒音元と苦情元の行き違いや
生活習慣の違いで発生することも多い訳ですが、
コミュニケーションが良く出来ていれば
お互いが理解してくれて解決につながります。
このように、
管理物件の借主さんとの関係を
会社の「仕組み」で良好に保つことができれば
多くのメリットがあることは
誰でも理解できているはずです。
でも、
そのための具体的な方法を決めて
実践し続けている現場は
多くないですよね。
あなたには、ぜひ、
その「仕組み」を作り上げていただきたい
と思います。
では、どのようにしたら
日常の作業量を大幅に増やすこと無く
その仕組みを作ることができるのでしょう。
色々なアイディアはあると思います。
定期的に管理物件に行って
借主さんとお会いして挨拶を交わす
のもひとつです。
ただし、人が行くのは限界もあります。
だから人の代わりに
「ペーパー」を贈るのです。
人が行くのを
「入居者に読んでいただけるニュースレター」で
補ってはどうでしょうか。
僕はすでに
「オーナー様向けニュースレター」は
20年以上も前から活用をいただいています。
その目的は同じように
本来はオーナーの元に人が行って
顔を付き合わせてコミュニケーション
を取ることが最上です。
時間の許す限りに、そうすべきです。
でも限界がありますので、
月に一度のニュースレターで
「それを」補っていただいています。
実は、
入居者さんと定期的にお会いする方が
オーナー様より難しいですよね。
ですから、
オーナー様と同じように借主さんにも
管理物件に暮らす入居者向けに書かれた
ニュースレターを読んでいただいて
少しずつ、
あなたからのメッセージを伝えて
信頼関係を育てていく
という方法を提案しています。
「入居者向けニュースレター」については
以下のページで詳しく説明をしています。
こちらをご確認ください。
⇒ https://www.geonetwork.co.jp/newsletter/