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賃貸管理の潜在能力とは?

本日は祭日なので新幹線も混んでいますが
僕の目的は行楽ではありません。

先日に募集した
オーナーニュースレター活用ネットワークの
メンバー様への訪問です。

賃貸管理を増やすためのゴール設定と
そのための戦略を一緒に立てます。

このネットワークに参加していなた方にも
ゴール設定と戦略設定の手順を
シェアしていただきたいと思います。

このゴール設定は、
 賃貸管理戸数を増やす場合でも、
 仲介売上を安定的に上げる場合でも
 人材の採用や教育の場合であっても
必ず必要な手順です。

ゴール設定をしないで
ただ進んでいるだけでは
偶然どこに行き着くのか分かりません。

小さくても大きくても良いので
たえず、ゴールを設定して
そこに最短で行き着く戦略を考えるという
クセを付けた方が良いのです。

さて、
仮に「賃貸管理を増やしたい」という要望が
訪問したメンバー様にあったときは

「何を増やしたいのか?」を明確にしていただきます。

賃貸管理全体の売上を増やしたいのか、
単に管理戸数を増やしたいのか、

意外と明確になっていない場合があります。

そして
「管理戸数を〇〇戸に増やしたい」という
明確な目標があるときは

「なぜ、管理戸数を増やすことが良いのか?」
という質問を投げかけます。

本当に管理戸数を増やすことが最善なのでしょうか?

賃貸管理戸数を増やしながら
賃貸管理の質を維持しようとすれば
戸数に応じて人員を増やす必要があります。

人員を増やさなければ職場がブラックになります。

そんな状況で
スタッフが一所懸命に管理を増やす訳がありません。

そして、
人員が増えると会社のリスクも増えます。

スタッフが事故に遭うリスクや
スタッフが事故を起こすリスクです。

経費も固定化します。

さらに、
賃貸管理業務から派生するリスクもあります。

最悪は損害賠償や刑事訴追される可能性も
完全にゼロにすることは出来ません。

これらも戸数に応じて増えることになります。

賃貸管理が増えれば安定収入が増えて経営が安定する

というのは本当ですが、

マイナス面も無い訳ではありません。

それを知った上で
「本当にいま増やすことが最善か?」
を決めた方が良いです。

いま300戸の方は1000戸のとき
1000戸の方は3000戸のとき
3000戸の方は1万戸のとき

必要な人員がどれくらいになり
関連売上がどう膨らんでいるか
シミュレーションしてみてください。

賃貸管理が増えることによるメリットを
全員で共有してください。

そのシミュレーションでは
ぜひ「裾野(すその)」を意識していただきたいと思います。

管理戸数が増えた分だけ高くなった山の
「裾野も広がっている」というイメージです。

具体的には
「役に立った分だけ売上が増えた部分」
が広がっているべきなのです。

でなければ
管理が増えることのリスクだけ増えて
実は収益は増えていない、ということになってしまいます。

考えてみると、

300戸の管理をしているということは
300世帯の「この街で暮らす住民」の
生活拠点を管理していることになります。

この300世帯の方は
この街で多くのサービスを受けて
その対価としてお金を支払います。

賃貸管理会社が

この住民が支払う家賃の5%と
更新手数料と原復工事利益だけが
「自分たちの収入だ」と決めつけていたら

大きな機会損失を起こしていることになります。

賃貸管理は不動産会社から派生しているので
不動産会社の目線だけに限定していたら

「見るべきモノが見えていない」
かもしれません。

別の業界から覗けば

生活の拠点を押さえて
収入や家族構成という個人情報を握り
毎月の家賃を徴収している

という状況は
かなり羨ましいはずです。

もっと賃貸管理の潜在能力に気付けば
「管理戸数を増やすことが安定収益につながる」
という考えは正しい

と確信が持てるのではないでしょうか。

管理物件の入居者さん達は
家賃を払って暮らすだけでなく

この街で生活を営みますし
この街から旅行にも行きます。

ここから結婚する人もいるし
ここで人生を終える人もいます。

賃貸管理会社は
生活の拠点である住居を押さえいる、
という恵まれた立場を見逃すのは勿体ないです。

オーナーニュースレター活用ネットワーク
のメンバー様の

ゴールと戦略設定の話を書いているのですが、

前段の部分で長くなってしまいました。

どのようにゴール設定して
そのための戦略を立てるか。

続きは次回といたします。

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