1月30日の投稿で
「目的」「目標」「手段」の違い
について書いたのですが、
「イマイチ意味が掴めませんでした」
という感想をいただいたので
さらに詳しく書きたいと思います。
社長の目的が真に理解されていないと
スタッフの間違った行動に
つながるかもしれませんから
結構、大事なテーマだと思います。
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ある賃貸仲介会社で
社長が突然に
「売上を倍にしたい」
「みんなでアイディアを出してほしい」
と発表しました。
スタッフは集まって
意見を出し合いました。
そして、
以下のようなアイディアが並びました。
「仲介スタッフを倍にする」
「店舗を倍にする」
「エリアを倍にして
ネット掲載量を倍にする」
「売買仲介もやる」
「店舗・事務所を扱って
契約単価を倍にする」
「今までの2倍も働く」
さてこの中で
社長の目的に一番沿った
アイディアはどれだと思いますか?
その通りです。
この説明だけでは
正しい答えは分かりません。
なぜなら、
「売上を倍に」という「目標」を掲げた
この社長の「目的」が分かっていないからです。
もし社長の目的が
「仲介取扱い数を2倍にして
賃貸仲介業者として地域一番の
地位を揺るぎないモノにする」
ということであったら
出されたアイディアのうち
「仲介スタッフを倍にする」
「店舗を倍にする」
「エリアを倍にして
ネット掲載量を倍にする」
これらは社長の目的に
沿っていることになります。
反対に
「売買仲介もやる」
「店舗・事務所を扱って
契約単価を倍にする」
という意見は
「取扱い数を2倍で地域一番の地位」
という目的は達成できません。
では社長の目的が、
「このままの売上では
仲介部門の赤字が続いて維持できない。
維持するために売上を2倍にする」
というのが真の目的だったら
先ほどは正解とされた
「仲介スタッフを倍にする」
「店舗を倍にする」
「エリアを倍にして
ネット掲載量を倍にする」
という意見は
目的に沿っていません。
経費を倍にして売上を倍にしても
赤字は変わらないからです。
反対に
「売買仲介もやる」
「店舗・事務所を扱って
契約単価を倍にする」
という意見は
それによって赤字を脱出できるかもしれません。
この場合なら「正解」の部類に入るでしょう。
このように
社長の「目的」を知らないで
掲げた「目標」だけをみて
「手段」を考えてしまうと
間違った方向に
進んでしまうことがあります。
逆にリーダーは、
「目的」を明確に告げないで
「目標」だけを掲げていると
スタッフが誤った「手段」を
選択してしまうかもしれません。
それを叱っても
スタッフには意味が分かりません。
掲げる「目標」の先には
かならず「目的」が存在します。
「目標」を達成させるために
「手段」が必要です。
目標を掲げるときは
その先の目的も明確に告げましょう。
目標を示されたら
その先の目的も理解するようにしましょう。
「目的」「目標」「手段」
の違いを理解していただいて
ゴールに向けて突き進んでください。
2018年のあなたの目標は決まっていますか?
その目標の先にある「目的」は何ですか?
あなたが「管理を増やしたい」
という目標を持っているとしたら
その「目的」は明確になっていますか?
もしなっていないなら
そのための「正しい手段」を
誤って選択してしまうかもしれません。
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