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アパートの修繕費や減価償却の話

賃貸経営のオーナーであり
サラリーマンでもあるAさんの
税金の話を書きました。

合計で2000万円の収入があり
損益通算して課税所得は800万円でしたね。

所得税は23%で控除が636,000円ですから、
負担する税金は1,204,000円になり
さらに住民税がかかります。

そこで、
外壁塗装に500万円かけることを
あなたが提案しようと思いつきます。

Aさんのアパートは築20年ですが、
一度も塗装を塗り替えていなかったのです。
500万円という経費を使えば
課税所得は300万円になり税率は
所得税10%で控除が97,500円です。
202,500円になりますね。
100万円近くの税金が減りました。
この外壁塗装の500万円は投資ですから
リターンが期待できます。
雨水が染み込んで建物の寿命が短くなる
という事態を防げますし
見栄えが綺麗になれば
家賃や入居率が改善するので収入も増えます。
500万円は「生きたお金」になると考えたので
あなたは提案したのです。

 

ところが・・・・
「おや?」と思った方も多いと思いますが
500万円の外壁塗装費用は
本当に経費として800万円から
差し引くことができるのでしょうか?

こんな方法が可能なら
会社は利益が出て税金が多くなりそうなときは
車や設備等を購入して税金を減らすことが
簡単にできてしまいます。
現実はそんな簡単に税金を減らすことを
税金のルールは許していません。

では、
外壁塗装の500万円も経費とし
は認められないのでしょうか?

それを知るには
「減価償却」「経費」「資本的支出」
のような用語とともに
少しの税金知識を知る必要があります。
決して難しいお勉強ではありません。
20~30分の動画を2本見るだけで
概要だけは理解できる程度です。
もちろん、
その知識をしっかり自分のモノにするには
その後のアウトプットが必要ですけどね。
「築20年だから外壁塗装をしましょう」
という提案には
それが修繕費となるか資本的支出となるか
という大事な判断も隠れているのです。

多くの賃貸管理担当スタッフは
そのような税金の基礎知識がないので
(なくても賃貸管理の業務はできますから)

今期の経費で落とせるかどうかを考慮せず
大家さんに提案しているかもしれません。

だから賃貸関連の税金知識は
賃貸管理スタッフや
オーナー営業スタッフにも

「必須」とは言いませんが
有った方が良い仕事ができると思います。

 

この税金知識は3日前から販売している
「賃貸スタッフのための税金基礎講座」の
3本目と4本目の動画で解説しています。
ポケットマネーで手に入りますので
気になったら覗いてください。
⇒ https://www.geonetwork.co.jp/tax_courses/

 

ところでAさんの場合はところでAさんの場合は
500万円の支出は今期の経費になるのでしょうか?
それは
あなたの提案の内容によって左右されます。
修繕費として認められることもあり
資本的支出となって減価償却の
対象となってしまうこともあります。

あなたの提案次第なのです。

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