管理物件のインターネット登録で
ひとつでも反響を増やす方法を考えましょう。
ネット集客の基本は以下の3つに集約されると
考えています。
1.どこよりも早く
2.数を多く
3.質を高く
もし、他社仲介がメインの仲介会社さんが
ポータルサイトから集客するなら
「早く」と「数多く」を優先すべきでしょうね。
でも、自社の管理物件のネット集客なら
断然に「質高く」が優先テーマです。
他のことは良いから「ここに集中」というカンジです。
大家さんが「1~2ヶ月で決まる募集条件」
を承諾してくれたなら、
「1~2ヶ月で決まる理由」をネットで表現しましょう。
まずは「何で入力するか」
ポータルサイトに入力するには
ポータルサイト各社が用意した入力システムと
コンバートシステム等と呼ばれる
「一括登録システム」が選べますね。
「一括登録システム」は
一度の入力で複数のサイトにデータを飛ばせるので
とても便利です。
この世に発表されたときは画期的な仕組みでした。
スーモ、ホームズ、アットホーム等に掲載するのに
一回の入力で完了します。
データ入力に時間と人件費を取られる現状では
なかなか手放せないシステムだと思います。
一方で、
リクルートの入力システムは
スーモにしかデータが流れません。
スーモ、ホームズ、アットホーム等に掲載するのに
三回分の入力が必要になりますね。
これは大きなデメリットです。
しかし
たとえばスーモの入力システムと
他社が作った「一括登録システム」では
どちらが「入力条件の100%を満たすか」
つまり「物件の魅力を完全に伝えることができるか」
これは「スーモの入力システム」に決まっています。
「一括登録システム」は
多くのサイトにデータを流せる反面
コンバートできるデータに制限があるはずです。
「管理物件の「良いところ」を全て発信する」
のと
「手間と人件費を節約する」
このどちら優先するか、の選択です。
僕のお勧めは
他社の物件を数多く複数のサイトに掲載するなら
「他社物件だけ一括登録システム」
管理物件だけは
ポータルサイト各社の入力システムを使う
という二段構えです。
仮に管理物件が5000戸あっても
1か月に退去する部屋は80部屋くらいでしょう。
1日あたり4部屋です。
管理戸数が1000戸なら1日に1部屋もありません。
これなら複数のサイトに
それぞれの入力システムを使っても
大きな負担ではありませんよね。
「一括入力システム」を使うまでもありません。
それよりも
各ポータルサイトのパフォーマンスを
100%活用する方を選択してはどうでしょうか。
さて、ネット掲載の「質を高くする」とは
具体的にどういうことか?
まず写真です。
枚数はポータルサイトの制限一杯に載せましょう。
その部屋で暮らす人が見たい周辺写真も載せましょう。
一枚一枚の写真を上手に撮りましょう。
プロ級の室内写真を撮る方法については
以前にメルマガでYouTube動画を
紹介したので探してください。
メルマガのタイトルは
「反響が増える写真撮影の極意とは?」
です。
次に間取り図です。
これは簡単に言うと
あなたが見た中で「一番好きな間取り図」を
あなたの会社でも採用してください。
色遣いや
フォントや
設備や壁の厚みに至るまで
「一番見やすくて分かりやすい間取り図」を
決めて採用することです。
最後にて「セールスポイント」などのコメントです。
テキスト欄ですね。
ここもポータルサイトの文字数制限があります。
制限ギリギリまで使いましょう。
そこに入力するテキストには
2つの目的があります。
1つは部屋を探しているお客様に
管理物件の魅力を伝えるという目的。
単身かカップルかファミリーか
女性か男性か
コメントを読むターゲットを絞って
その人が読んで胸に刺さる表現を選びます。
「人気の〇〇」とか
「陽当たり良好」なんて入れても無意味です。
もう1つはSEO効果が目的です。
ここで使われるキーワードが
お客様が検索の際に使用するキーワードと一致すれば
検索結果の上位に表示される可能性があります。
これはポータルサイトも自社サイトでも同じ理屈です。
自社サイトは文字数制限がなければ
長い紹介文の中に
必要なキーワードをちりばめてください。
管理物件の部屋ひとつひとつを
ブログ記事で紹介するのもSEO効果があります。
あとこれは、
写真のカテゴリーに入りますが
パノラマや動画も活用しましょう。
管理物件ですので
家具等をセットしてから撮るとよいですね。
家具付きなら静止写真もお客様の目を引くでしょう。
これらの動画は「Youtube」にも転用できます。
自社のYoutubeページを作って
よくできた管理物件の動画をアップ出来るなら
ぜひ、やってみてください。
※優先順位は高くないですが。
募集のたびにアップしていけば
やがて管理物件のすべてがYoutubeページに揃うでしょう。
動画ごとに
「タイトル」「説明文」「キーワード」が入力できます。
説明文には、
「空室あり」「募集中」「満室」「予約受付中」
などのメッセージを、その都度に更新して
さらに最終更新日を記述しておけば
いつでも「リアルな状態」を保つことができます。
「古い情報」にはなりません。
そして、
部屋の詳細ページのURLを記載しておれけば
自社サイトに誘導することができます。
ただし動画のクォリティは大事ですよ。
それなりにスキルを磨いて
「良い動画」が作れるようになってください。
Youtubeの活用法は色々とノウハウがあるのですが、
今回はテーマが違うので
またの機会にします。
管理物件のネット集客は、
まず「良い素材」を用意することです。
素材とは
写真、動画、間取り図、テキストなどです。
良いモノが揃えば
ネットで発信するのは難しくありません。
良いモノが揃えば
客付けしてくれる仲介会社さんに
提供しても良いでしょう。
せっかく大家さんが
あなたを信じて提案に同意してくれたのですから、
その魅力を100%発信しましょう。
次回は「モデルルーム化」です。