国土交通省は、今年12月1日に施行される「賃貸住宅管理業者の登録制度」の概要を明らかにしました。
賃貸住宅の多くのオーナーが管理会社に管理を委託しています。
そのため、賃貸管理の重要性は高まる一方ですが、管理に関する法規制やルールはないのが現状です。
敷金の返還や契約の更新などの管理業務に係るトラブルも増加傾向にあります。
このような状況を改善するために、この登録制度が創設されました。
主な制度の概要としては、
・賃貸住宅管理業者は、国土交通省の備える登録簿に登録をすることができる。
・登録業者は、業務処理準則(管理対象や契約内容の重要事項を貸主へ説明すること等の一定のルール)をしっかり守る。
・登録事業者が業務処理準則に違反した場合などは、勧告や登録抹消等の対象となる。
・国土交通省は、登録業者名等を記載した登録簿を一般が閲覧できるようにする。
というものです。
これによって、賃貸管理業者が提供する「管理」の質が向上して、オーナーが正しい選択基準で業者を選べるようになればいいですね。