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オーナーのための税金基礎講座シリーズ①
ゴール設定が出来たとして、
本日は「戦略の立て方」について
お話しします。
「他社の成功事例に学ぼう」
という考えは良くあると思います。
「〇年間で〇戸賃貸管理を増やしたノウハウを公開!」
みたいなキャッチで
大手コンサルタント会社さんが
セミナーを実施されています。
僕のところにも
良くダイレクトメールが届きます。
そのたびに興味が湧いて
「できれば参加したい」と思うのですが、
なかなか機会を作ることができません。
同じ管理会社で
同じような規模の会社の成功例ですから、
どんな方法で達成したのか
詳しく知りたいですよね。
インプットが大事ですから
機会があれば学ぶべきだと思います。
ただし、
気を付けていただきたい点があります。
「他社に学ぶ」というセミナーの
ノウハウだけを学んで
そのまま自社に取り入れるのは
賢明なアウトプットとは言えません。
なぜか?
その理由を述べましょう。
まず、
「正しいゴール設定が重要」と
何回かの投稿に書きました。
ゴールは常に設定すべきですが、
その方向と到達点は
慎重に検討して決めてほしいのです。
その理由は前回の投稿にに書きましたね。
セミナーで語られた成功例は
その会社さんのゴール設定によって
達成された成果です。
あなたの「あるべきゴール」と
一致しているとは限りません。
というより
一致している可能性は低いです。
他人の目標やゴールを
自分の目標やゴールと勘違い
しないようにしてください。
そもそも、
あなたの会社が
本当に賃貸管理を増やす方向に進むべきか、
よく考えてみる必要があります。
賃貸管理を増やしてどうするのですか?
クレームが増えて
人手も必要になり
我が儘なオーナーさんも増えて
リスクも増大します。
売上は増えるかもしれませんが
収益も安定して増えるのでしょうか?
それより先に
目指すべきゴールは無いでしょうか?
※決して「賃貸管理を増やすな」と
言っているのではありませんよ 笑(念のために)。
他社の成功事例は
他社の都合で立てたゴール設定が
達成できた具体例です。
計画から達成のプロセスや
その意思や信念の持ち方は
大いに学ぶべきですが、
ゴール設定やノウハウを
そのまま自社に持ち込むのは危険なのです。
もうひとつ大事なポイントがあります。
仮に、
そのゴール設定が
あなたと同じだとしても、
そこに到達するには
戦略を立てる必要があります。
戦略もなく、
やみくもに突き進んでは
遠回りをしたりと効率が悪いですし、
ゴールに行き着けずに「計画を断念する」
という事になりかねません。
そして
その戦略を立てるときに一番重要なのは
「あなたのリソース(強み)を棚卸しして
それを活かしきった戦略を立てるべき」
なのです。
ここが大事なので、もう一度書きます。
戦略は
あなたのリソース(強み)を棚卸しして
すべて活かしきる方法を考えるのです。
強みとは、
・地域での実績や信頼
・優秀で士気の高いスタッフ
・応援してくれる環境
・資金に余裕がある など
個人や会社ごとに異なります。
それを「活かしきる」戦略を
組むべきなのです。
もう、お分かりいただけたと思いますが、
「他社の成功例」とは
その会社の「強み」で成功しています。
ところが、
あなたの強みは別にあります。
しかし語られるのは
表面的なノウハウです。
だから、
ノウハウだけ取り入れても
再現性は低いのです。
さて、今日の投稿では、
大手コンサルタント会社様の
「成功事例セミナー」に
ケチを付けている訳ではありません。
戦略を立てるには
「自社のリソース(強み)を活かしきる」
ことを強調したかったので
その例として取り上げました。
もし「成功事例セミナー」のノウハウを活用するなら、
先に、
正しいゴール設定と
戦略のための「リソース(強み)の棚卸し」を行って
その後の具体的な戦術を考えるときに
ひとつのノウハウとして
「取り入れられるモノを取り入れる」
という順序が良いと思います。
他社のノウハウを知ってから
ゴール設定 → 戦略立案
という順序は逆なのです。
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