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賃貸経営の疑問に答える「賃貸Q&A」④
【5日目】ネット集客① ポータルサイトからの集客
この講座の目的は
あなたに、「賃貸管理物件を増やしていただくこと」です。
そのために「ネット集客」について語るのは
適当ではないと思うかもしれません。
でも、賃貸管理を増やすためには
「入居率を高く維持する」ことが不可欠なのです。
そのためには、
自社の「リーシング力」を強くすることも、
同じく不可欠です。
インターネット集客は、
ポータルサイトと自社サイトに大きく分かれます。
本日は、ポータルサイトの活用方法の中で、
特に「物件データ」についての講座です。
インターネットでの集客の難しいところは、
「SEO対策」や「PPC広告」や、
最近では「ソーシャルメディア」の使いこなしなど、
様々な知識が必要で、
しかも新しい手法がどんどんと生まれていることです。
ところが、ポータルサイトを利用すると、
これらのことは全て、ポータルサイト側でやってくれます。
「スーモ」や「ホームズ」や「アットホーム」が、
それぞれ「しのぎを削って」競争してくれているのです。
あなたは一定の料金を負担すれば、
最先端の集客ノウハウを駆使したシステムを
使うことができるワケです。
しかし、
このポータルサイトの「良い点」がそのまま「悪い点」になります。
つまり、一定の料金さえ負担すれば誰でも使えるので、
あなたのライバルも同じ土俵に簡単に登ることができます。
そんな理由から、ポータルサイトの中で、
あなたがライバルに差を付けることができるポイントは、
そんなに多くはありません。
賃貸物件の詳細画面のデザインもレイアウトも配色も同じです。
その中でも「登録する物件データ」は、
もっとも「差を付けることができる」部分なのです。
賃貸物件を登録するときには、
3つのポイントで差を付けましょう。
ひとつめは「スピード」です。
これは賃貸物件を入力するときのタイピングの速さを
言っているのではありません。
登録して公開するタイミングの速さです。
つまり、公開すべき賃貸物件データは「すぐに」入力してください。
すぐが無理でも「その日のうちに」に登録してください。
実際に私の娘が住む賃貸マンションを探した時のことです。
いくつかのポータルサイトに条件を登録して
チェックしていました。
「早く探したい」、という強いニーズがある場合、
ポータルサイトを毎日のようにチェックするようになります。
毎日見ていると、表示される物件は
、ほとんどお馴染みになります。
昨日まで表示されていなかった物件は、
すぐに気がつく様になります。
興味ある物件は、
その情報提供会社に問い合わせをします。
翌日、他の会社が同じ賃貸情報を掲載しても、
もう問い合わせはしませんね。
つまり、
そのポータルサイトに最初に賃貸情報を提供した会社に、
問い合わせが集まります。
「たった1日の違いで・・・・?」と思うかもしれませんが、
熱心に探しているお客様であればあるほど、そうなります。
そして、あなたが一番欲しい反響は、
このような「熱心なお客様の反響」でしょう。
「賃貸物件データの優劣」をつけるのに一番大切なのは
「賃貸物件を公開するスピート」なのです。
一口で言えば、「得た情報は、即、登録せよ」です。
パートさんの出勤日に合わせて登録するのではありません。
情報を得た「その日」が、登録すべき日です。
ふたつめは「質」です。
賃貸物件データの質とは、
・写真(パノラマや動画も含む)
・間取図
・コメント(チェックも含む)
です。
写真は、
ポータルサイトが用意した上限枚数をを掲載しましょう。
スーモは20枚、
ホームズは30枚です。
この話は、
4回目の「95%の入居率2 空室の「見せ方」と「貸し方」」でも書きましたが、
大事なことなので、もう一度確認しましょう。
「20枚も何を載せるんだ」と言うかもしれませんが、
ネット上で「なるべく多くを知りたい」と
思っているお客様の身になってみれば「何だって」見たいはずです。
外観だけでも4~5枚、
共用部分や共用の設備を含めれば
7~8枚は見てもらいたいカットがあります。
室内も、各設備や収納など・・・・
賃貸物件によっては、バルコニーから見える風景だって・・・・
そして、駅前や学校や公園や買物施設等の周辺の施設の写真も、
お客様は見たいはずです。
昔は、
「情報を制限すれば反響につながる」と言われていました。
今は、
「情報を多く公開しないと選んでもらえない」のです。
間取図も一番見やすいレベルにしましょう。
ポータルサイトを眺めると、
同じ間取りでも様々な間取図を目にすることができます。
中には派手な原色を多用したり、
フォントに太文字やPOP体などを使用して、
見ていると疲れる間取図もあります。
担当者の好みに任せるのではなく、
「お客様に見やすい間取図の標準」を決めるべきでしょう。
「こだわり条件」などに入れるチェックは、
細かな項目でもすべて漏らさずに入れましょう。
「セールスポイント」や「備考」などのテキストも重要です。
真剣に探しているお客様ほど、隅々まで読んでくれます。
字数の制限を守りながら、
左から、重要なキーワードを並べるようにしましょう。
人もシステムも、
最初に目に入る左側のキーワードを重要と認識する傾向があります。
どんな語句を選ぶかは、
この賃貸物件を探しているお客様が、
検索時に使用するキーワードがポイントになります。
ポータルサイトでは、
ライバル会社の掲載した「同じ物件」が並ぶときがあります。
写真(1枚1枚の質の高さ、枚数の多さ)も
間取図もコメントも、
ライバル会社に圧倒的な差をつけましょう。
実は・・・・・
自分たちが登録した物件を、
ポータルサイトで常にチェックしていない方たちがいますよね。
だから、ライバルに勝っているか負けているかも分からない・・・。
今日勝っていても、
ライバルも奮起して、
明日には追い越されるかもしれない。
常に「圧倒的な」差をつけてください。
みっつめは「量」です。
掲載物件の数は多いに越したことはありません。
ただし、賃貸物件掲載数の「総数」ではなく、
「新規登録数」を目標にしてください。
1ヶ月の登録数とか、
1週間の登録数とか。
それを、100件、300件、500件、と掲げて下さい。
総数を目標にしてしまうと、
古い賃貸物件を更新して数を維持することができるので、
反響と結びつきません。
数の目標は「新規登録物件」とするべきなのです。
ポータルサイトは、
高度な検索システムと集客力を持っています。
このシステムは、
すべての賃貸管理会社が使うことができます。
あなたがライバル会社に差を付けることができるのは
「物件データ」だけです。
その優劣は、
「スピード」と「質」と「量」で決まります。
これらを、許されるコストの範囲で、
効率よく行えるように社内のオペレーションを組み立てましょう。
特に意識することなく、
日常業務の中で「当たり前にこなせる」ことが大切です。
つぎは「自社サイト」です。
ここでは、「SEO対策」などか必要になります。
でも、「間違ったSEO対策」も多いです。
それでは次回は7回目の講座、
「ネット集客② 自社サイトの運営方法」です。
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