事業を安定させるために
「複数の柱を立てよ」という
教えというか方針が語られると思います。
売上・収益の柱が一本だと
夏のキャンプの三角テントになってしまう訳ですね。
柱が二本でも安定が悪いので
三本、四本の柱を「立てよ」と言うわけです。
「パルテノン神殿のように」などと言う人もいます。
たしかに、一本の柱だけに頼っていると
社会情勢や環境の変化でその柱が傾いたときに
弱いところがありますから、
この理屈は正しいのだと思います。
ただし、もう一つの大原則は
「一本の基礎を固めてから二本目を立てよ」
だと思います。
間柱(まばしら)ばかり立っていても
建造物はいつも不安定なままです。
不動産会社の経営でも、
売買仲介
賃貸仲介
賃貸管理
この三本柱を立てている会社様は多いですよね。
それは良いのですが、
「基礎のしっかり固まった柱を立てる(育てる)」
ことを明確に意識する必要があります。
それ以外は
「今日の飯代を稼ぐための一時的な仕事」
なのです。
時間やエネルギーの配分を
間違えないようにしてください。
たとえば
賃貸管理の柱を打ち立てて
「事業を安定させる」と決めたとします。
でも、賃貸管理戸数がゼロや100戸では
その売上では事業は成り立ちませんね。
売買仲介や賃貸仲介に
エネルギーを注がざるを得ないでしょう。
他社の物件を集めて
インターネットに登録し続けるという
莫大なエネルギーを消費しなければなりません。
この作業に、ほとんどの時間を奪われたら
「基礎の固まった一本目の柱」は
いつまでも立ち上がりません。
間柱(まばしら)だけが
不安定に立っているだけで
いつも先行きに不安を抱え続けることになります。
一年のうちに何回か
資金繰りを心配する月末が訪れるでしょう。
いつのまにか、
「立てるべき柱」を見失っているかもしれません。
賃貸仲介を主力の柱と決めたなら
賃貸管理などには手を出さない方が良いです。
300戸以下では収益の柱になりません。
でも時間だけは取られてしまうので
インターネット集客のための作業が中途半端になります。
だから「お客さんが来ない」と嘆くことになります。
お客様は「来ない」のではなく
呼ぶための作業に必要な時間を
かけていないのです。
打ち立てるべき「柱」と
稼ぐための「作業」を
分けて考えた方が良いのです。
そして時間やエネルギーの柱を
「一本目の柱の基礎を固める」ために
できる限り使うように「意識」するのです。
僕は
メルマガやブログを書いたり
電子書籍を出したり
セミナーや研修を開催したり
動画コンテンツを作ったりで
いろいろな事に手を出しているように
見えるかもしれませんが、
「柱は一本」と決めています。
あなたが
まだ基礎の強い柱を打ち立てていないなら、
「立てるべき一本」を決めて
そちらに矢印を向けてみてください。
僕のお勧めは
分かっていると思いますが
主力の収入が安定して
他の収入にも波及する
「賃貸管理という柱」です。
その柱を立てるには
効率の良い方法があります。
それは「ただ一つ」ではありません。
最後にコマーシャルになりますが、
わずか99円の書籍の中に
新井の考える
「一つの方法の全て」が書かれています。
賃貸管理という柱を立てるなら
ぜひ、読んでくだい。
しかし賃貸仲介という柱を立てるなら
誘惑されてしまうので
決して読まないでください。
「シンプルな賃貸管理を増やす技術」
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