あなたの賃貸管理の値段は何%が妥当ですか?
その問いに、いつも向き合っていますか?
自分の商品に値段を付けるのは
とても難しいものです。
商品を提供している多くの人が
本来の価値より低めの価格設定をしてしまう
と言われています。
「高いと売れないのではないか」
と考えてしまうのが販売者心理です。
正しくは、
価格と提供する価値は等しくあるべきです。
あなたの賃貸管理が提供する価値が高ければ
5%という呪縛に縛られる必要はありませんし、
「他社は3%で引き受けてくれる」という
大家さんの言葉に迷うこともなくなります。
「それは分かるけど難しい」という意見も承知です。
簡単なら誰もが出来てしまうので
また価格競争に巻き込まれてしまうのが道理です。
難しいから、取り組む価値があるのです。
重要なのは、
あなたの賃貸管理が
大家さんに価値を提供出来ているのか?
その価値は賃貸経営に悩む大家さんの
要望に応えているのか?
ということです。
もちろん、あなたは別だと思いますが、
賃貸管理を始めた多くの方が
賃貸管理とは
家賃集金やクレーム処理や退去立ち会いを
大家さんの代わりに行う仕事であり、
その価格は3%~5%が標準らしい、
と考えて
「右へ習え」で決めています。
これが、
ほとんどの管理会社さんの実態だと思います。
ここには価格戦略も
お客様により多くの価値を提供しよう
という発想もありません。
ただ、代わりに作業をして
その労働に値する金銭を要求するだけです。
そのような賃貸管理が必要とされる時もありましたし、
いまでも、それを求める大家さんはいますが、
あなたも同じ商品と価格で「いいのか」を
問いかけていただきたいと思います。
断言しますが、
その管理を続けている限り
賃貸管理の値段はさらに下がります。
1%や2%で受ける業者も出てくるし、
「無料」で引き受ける会社もあるでしょう。
建物と入居者さんを管理させてもらえれば
他にキャッシュポイントを見つけることが出来るからです。
相続対策、資産活用を目的とすれば
賃貸管理は「無料でいい」という戦略は
当然にあり得ます。
単なる「作業の代行管理」なら
行き付くところは「価格競争」しかありません。
仮に平均賃料が6万円で
1000室(戸)の管理をしていたら
5%で300万円の管理料収入です。
6%で360万円の管理料収入になります。
1%の違いが60万円にもなり、
これがそのまま純利益になります。
でも3%になったら
180万円の管理料収入になってしまいます。
「180万円だとしても固定収入は魅力だ」
と仰る方がいるかもしれませんが、
あまりにも消極的すぎると思います。
それでは現場が疲れてしまい
将来につながる投資ができません。
賃貸管理は戸数が増えるほどに
効率化と相まって収益性が良くなり、
さらに将来に投資して成長が加速するという
スパイラルが“あるべき姿”です。
3%では増えるほどに現場が疲弊して
将来の展望が見えてこないと思うのですが
いかがでしょうか。
「明治のカールが東日本で販売終了」
というニュースが話題になっています。
とたんに品薄になり、
ヤフオクで「一袋300円」で取り引きされています。
販売終了は8月なりに、
スーパやコンビニの店頭から消えました。
カルビーの「ビザポテト」も同様です。
価格と価値の関係がよく表れています。
あなたが
「当社の賃貸管理の価値を上げよう」
と思えば、そのように動き出します。
つぎに「価値とは何だ?」と考えて
その答えを求めてインプットが始まるでしょう。
「価値を上げよう」
「賃貸管理を変えよう」
と思わなければ何も始まりません。
あなたの賃貸管理の値段は何%が妥当なのか?
その問いに、いつも向き合っているか?
賃貸管理の未来を
戦略的に考えてみてください。
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