連続して公開している、
谷尚子さんと熊切伸英(クマ)さんの
「賃貸管理談義シリーズ」はご覧になりましたか?
視聴回数を確認したら
結構多くの方がご覧になっているようです。
いつまで公開できるか未定ですので
ぜひ、ご覧になっておいてください。
「賃料の初期督促から法的回収まで」
⇒ https://youtu.be/dEjA50qAroI
「入居審査と保証会社との関係」
⇒ https://youtu.be/nyLKwDyM3zs
「管理会社の入居募集」
⇒ https://youtu.be/tM6qrAxWzgg
さて一昨日は、
解決すべき課題をクリアしましょう、
という話を書きました。
例として
「賃貸のネット集客で来店を3倍にする」
というゴール設定を紹介しました。
今日も、
具体的な事例で
課題をクリアするゴール設定と
そのために「やるべきこと」を書いていきますね。
今回の事例は、
「賃貸管理が増えない」という課題をクリアするために、
「賃貸管理を〇〇戸に増やす」
というゴール設定をしたとします。
〇〇の中には現実に合った数字を
入れてください。
500戸でも1000戸でも、
あるいは3000戸でも。
現在の「30%~50%増」くらいが
適当だと思います。
ゴールを「何が何でもクリアさせる」
という環境を作るためには
ゴールを設定する理由が必要です。
なんとなく「増えたらいいな」で増えるほど
賃貸管理営業は楽ではありません。
賃貸管理が増えるということは
会社やあなたやスタッフさんにとって
「どんな良いこと」があるのでしょうか。
たとえば「5000戸の管理」
をするということは、
あなたの賃貸管理の元に
5000世帯が暮らしている、ということです。
あなたの賃貸管理の質が「少しでも」上がると
(少し大げさですが)
5000世帯の生活が豊かになります。
徐々にではありますが、
共用部分が綺麗になって、
トラブルやクレームが減り、
暮らしやすい賃貸住宅になっていきます。
これは凄い「社会貢献」ですよね。
「そんな理想論で
賃貸管理はやっていない!」
と仰る方がいるかもしれませんが、
賃貸管理会社が賃貸管理を増やす
目的というか本質は、
正に「ここにある」と思っています。
大家さんや
そこで暮らす方に貢献できるのが
賃貸管理の本質です。
毎月入ってくる管理料という
安定した売り上げは「その結果」です。
「そんな理想論で
賃貸管理はやっていない!」
と仰る方がいるかもしれませんが、
僕の信念はそこにあって、
だから「管理を増やす方法」を
ブログで広めています。
テーマとズレたので話を元に戻しますね。
「賃貸管理を〇〇戸に増やす」
というゴール設定と
それを実現するための
「納得のいく理由」が明確になりました。
会社やあなたやスタッフさんにとって
利益のある理由です。
「何をやるか」が決まったら
つぎに「どうやるか」を決めていきます。
この手段は、いくつもあるので
整理整頓(取捨選択と順位付け)をしていきます。
これが戦略ですね。
僕のお勧めは
「楽にできることから優先する」です。
同じ結果が得られるのなら
「苦しい」より「楽にできる」方が良いに決まってます。
多くの方が、一番苦しい、
見知らぬ大家さんへの戸別訪問から始めますが、
「楽したい派」の僕は違うのです。
楽をする一つ目は、ターゲットの大家さんです。
自分を知らない大家さんと
知っている大家さんがいたら
どちらが話を聞いてくれて
あなたに同意してくれるでしょう?
よく知っている大家さんに決まっていますよね。
だから、「知ってる大家さん」から会っていくのです。
具体的には
賃貸管理している大家さん、
賃貸募集だけしている大家さん
そして「紹介された大家さん」です。
賃貸管理している大家さんには、
もっと他に物件を所有していないか
新たに物件を所有することはないか
紹介いただける大家さんはいないか、
というテーマで訪問していきます。
そのために、どんなトークでとか、
どんなツールを様子する、とかは
「戦術」の話になります。
このように細部を詰めていくのです。
賃貸募集だけしている大家さんには
なぜ、賃貸管理させていただけないのか?
理由を考えます。
一度も「賃貸管理させてほしい」と
言っていないかもしれません。
「賃貸管理まがいの行為」を
無償でやってしまっているかもしれません。
「金を払って賃貸管理させるのは無駄」と
勘違いをしているかもしれません。
いずれにしても、
「賃貸募集だけの関係」から
「賃貸経営を託す管理の関係」へ変わっていただくための
条件やトークやツールを考えます。
大家さんを紹介していただくのも戦略です。
黙っていても紹介はしてもらえません。
どうしたら「賃貸管理の紹介が増えるか」を考えます。
賃貸管理や募集している大家さんからの紹介
銀行や税理士さんや取引業者さんからの紹介
それぞれルートが異なりますので
紹介の依頼方法や
紹介いただいたときのお礼などを決めます。
「紹介してほしい」という意思は
常に発信していないと忘れられてしまいます。
絶えず「紹介してほしい」と言い続けるのです。
「賃貸管理の紹介を増やす」ことを
会社の仕組みとして根付かせます。
それが、
僕が賃貸管理を増やす戦略です。
このようにゴールを決めて
ゴールを達成する理由や意義を確認することで
戦略や戦術を練っていくことができます。
でも、
ここまでのノウハウは、
僕のブログで何回も書いていますし、
僕の書籍や研修で訴えていることなので
「すでに知っている」方は多いでしょう。
では、
すぐに実践すれば良いと思いますが、
それが簡単ではないんですね。
「何を」
「どうやって」
「いつまでに」
を決めることは必須ですが、
もうひとつ、
「やらなければならない」という
環境を作り上げる必要があります。
それが今週のテーマなのですが、
もう少し、
ゴール設定や戦略について
具体例を説明させてください。
明後日のブログも
欠かさずにご覧ください。
新井の書籍です。
「シンプルな賃貸管理を増やす技術」
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