僕はインターネットを通じて、
必死で賃貸研修の参加者様を集めています。

「そんなに新井は売上がほしいか」
「お金が欲しいのか」

と思われるかもしれません。

 

もちろん、
お金が欲しくない、ということはありません。

でも「お金が第一」ではありません。

 

 

現在、300社様を超える会員様に
オーナーニュースレター等を届けさせていただいて

それなりの収益を毎月いただいています。

 

たとえば、4月の研修のために

2月から準備を始めて、
3月は募集と受付に時間をとられ
4月の平日のほとんどを講義か移動に費やしてます。

けっこう体にもキツイ毎日を送っています ^ ^;;

それでいて、研修でいただく最終収益は
（ホントに有難い収益ですが）

300社超の会員様からいただく１ヶ月分の収益を
超えることはありません。

 

ですから、

売上やお金が目的なら

このようなシンドイ方法は取りません ^ ^;;

 

では、何のために？
と思うかもしれませんね。

 

 

あなたに質問ですが、

インターネット集客のために
一所懸命に物件を集めたり登録したり
反響に返事を送ったりしてると思いますが、

それは何のためにやってるのですか？

お金や売上のためでしょうか？

 

たとえば、
貸室の綺麗な写真を多く掲載しよう、

と思いますよね。

それは、お金や売上が目的ですか？

それとも、
あなたの街でお部屋を探している人に
「少しでも最新で詳細で良質な情報を届けたい」
という理由からでしょうか？

この街に暮らすことを検討してくれてる人に
少しでも貢献したい、という想いからでしょうか？

 

 

多くの方が本音では

「結果的にお金や売上のために決まっているじゃないか」

と心の中で答えたと思います。

それで「イケナイ」とは言いませんが

でもそれより、

「お部屋を探している方のために役に立ちたい」
という目的を持って作業した方が

綺麗で分かりやすい「良い情報」を作ることができます。

単純な作業でも、楽しく行うことができます。

人は「人のために役立つこと」が好きです。

 

結果として反響につながれば、
お金は「後から付いて」きます。

 

 

 

さらに質問しますが、

あなたが大家さん訪問して
賃貸管理を増やそうとする目的は何ですか？

お金や売上が欲しいからですか？

それとも、
賃貸経営に悩む大家さんの役に立って

あなたの街の賃貸物件の質を上げることに

「貢献したい」からですか？

 

 

多くの方が本音では

「賃貸管理によって安定した売上を得て
結果としてお金を稼ぐために決まっているじゃないか」

と心の中で答えたと思います。

それで「イケナイ」とは言いませんが

それより、

本気で「大家さんに貢献しよう」
と思って訪問した方が

大家さんはあなたを迎え入れてくれます。

 

どんなに口先で上手いことを言っても
本質は見抜かれます。

お客様はバカではありません。

 

結果として、
その方が賃貸管理が増えます。

大家さん訪問という仕事も
やり甲斐を感じて楽しくなります。

「人のために役立ちたい」というのが
人間の本質だからです。

 

 

 

僕の賃貸研修が

それなりに「価値を提供している」としても、

 

同じ価値を

宅建協会主催の研修や
新聞社主催の研修で提供していて

しかもそれが低額なら

僕は２度と研修はやりません。

 

ただ、いまのところ
僕がやっているような賃貸研修は他になく、

賃貸部門を良くしていきたい

という会社様の想いに

「貢献できる」と思えるので

老体に鞭を打って今年もやりました。

 

 

それなら「無料（タダ）にすればいい」
と考えるかもしれませんが

それは違います。

 

たとえば参加費を１万円にしたら、

３倍か５倍の人が集まったかもしれません。

でもその中には
「安いから、とりあえず行ってみよう」
という人が必ず混じります。

それは真面目に学ぶ人の妨げになります。

本気で「学びたい」人を集めるには
ある程度のハードルは必要です。

「ごまかし」や「言い訳」に聞こえるかもしれませんが、

真実だという信念があります。

 

 

学んで、
現状を改善したい、

と真剣に思っている方に

僕の知ってることを伝えたい、というのが
研修を企画して、しつこく告知している理由です。

 

 

賃貸仲介の集客や

賃貸管理するための大家さん訪問を

「金のためにしないで」と言うのは

少し無理があるのは承知しています。

 

お金は大事ですし、便利ですし、

お金がなかったらスタッフの給与も払えません。

 

 

でも、お金のために仕事をするというマインドは
「それが当然」と言えるほど正統でしょうか。

お金は単なる「交換ツール」です。

みな「お金が欲しい」と言うけど、

本当は、お金が欲しいのではなく、
お金と交換できる「何か」が欲しいのです。

その「何かの価値」と交換しているだけです。

 

その真理が理解できれば、

あなたの賃貸管理にお金を払うオーナーは、

あなたの「賃貸管理の価値」が欲しいのだ、
ということが分かります。

 

大家さん訪問の目的に
「お金を求める」よりも、

大家さんに価値を与える、
貢献することを目的にした方が

仕事が楽しいし、
大家さんに伝わるし、

結果的に管理が増えて

お金が入ってくるようになります。

 

お金や売上は
求めても（多くは）入ってきません。

お客様に貢献することで
結果として（多く）入ってくるものです。

そんな真理に
この年齢（とし）でやっと気付けたような
気がしています。

 

「まるで悟ったような話」に

最後までお付き合いいただいて
有り難うございました。

 

 

新井の書籍です。
「シンプルな賃貸管理を増やす技術」
⇒　http://amzn.to/2rG4YZw