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【賃貸管理ノウハウシリーズ】賃貸経営の疑問に答える「空室対策」④
学ぶということは大切ですよね。
学校に通っているときに
イヤというほど学んだと思いますが、
社会に出てからが「学び」の本番だと思います。
いま、64歳ですが、
人生で一番 学んでますね。
(今までがサボりすぎたのですが)
最近では、
上手な学び方というのがあると思ってます。
たとえば、僕の所に
「賃貸管理を増やしたい」ということで
何かを学びに来たAさんBさんがいたとして。
Aさんは
「いま賃貸管理が300戸ですが、
これを2年で1000戸にしたいです」
「どうしたら良いか教えてください」
と言ったとします。
Bさんも同じく
「いま賃貸管理が300戸ですが、
これを2年で1000戸にしたいです」
と言ったあとに
このゴールが達成できれば、
毎月の管理料収入が300万円になり、
関連売上を含めると500万円が見込めること。
そのために賃貸管理スタッフを
2年の間に2人を採用すること。
700戸の管理を増やすのには
70人の新規オーナーに
賃貸管理契約をいただく必要があり、
そのためには200人の
濃い見込みオーナーさんを育てる必要がある
と考えていること。
それを実現するためには
1000人のオーナーリストが必要で
それだけのマーケットとして
地域を〇〇と〇〇に想定しています。
「どのように関係性を作ればよいか」
「どのようにプレゼンのタイミングを作れば良いか」
「アドバイスをください」
と言ったとします。
僕は、AさんとBさんのどちらに
適切なアドバイスが出来るでしょうか?
そして、そのあとに、
どちらの方が、すぐに行動して
結果を出せるでしょうか?
ぼくはAさんに、
2年で700戸の管理を増やすアドバイスをするなら、
なぜ300戸が管理出来たのか?
300戸のオーナーは、
なぜ、Aさんに賃貸管理させてるのか?
Aさんは、なぜ管理を1000戸にしたいのか?
様々な質問をする必要に迫られます。
もし、1時間しか、
アドバイスの時間が取れなかったら
質問だけでタイムオーバーです。
きっと、それは避けたいので、
100人の質問者に答えるのと
同じアドバイスを、せざるを得ないでしょう。
Aさんのために特別に調合した
処方箋ではない訳です。
Aさんには申し訳ないですが、
Aさんの症状が分からないのだから
仕方がないですね。
つまり、あなたが学ぶときは、
「それ」を達成するために
何をするべきかを真剣に考えて、
貴方なりの答えを出して
(それが、たとえ良い答でないとしても)
それから尋ねた方が
あなたも深く学べるし
教える側も真剣に考える、ということです。
なにも準備もせずに
「何か、良いことを聞こう」という姿勢では、
大きなご褒美を手にすることができません。
では、Bさんに、僕は何を答えるかというと、
「それは良い考えですね
さらに・・・・」
と言うかもしれないし、
「増やすことより、管理の質を上げて
スタッフを充実させることを優先すべき」
と忠告するかもしれません。
それは、Bさんの状況を見定めて
僕なりに、一番良いと思うアドバイスをします。
そしてBさんは、
僕のアドバイスを聞き入れても良いし、
「それはそうだけど」
でも、すぐに増やしたいので
賃貸管理の質アップと人材教育は
同時並行で行っていく、
という答えを出しても良いのです。
自分のしっかりした考えがあるから、
僕のアドバイスを聞いた上で、
最後に自分の答えを出せるんですよね。
一番悪いのは
事前に何も考えずにアドバイスだけ求めて
「ふーん、なるほど」と言って
「何もしない」ことです。
それでは「学び」になりません。
状況も変わりません。
学びは、その姿勢によって
100万円のセミナーに出ても無駄になるし、
1500円の本からでも学べます。
人生は、ずっと学びの連続で、
それには「上手い下手」があると思います。
上手に学んでください。