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2016年11月8日の賃貸管理研修の中で
以下のような質問がありました。
「管理料5%は妥当なのか?」
多くの管理会社さんから聞くのですが、
新規のオーナーに管理の提案をすると
「値引き合戦に巻き込まれる」のだそうです。
「A社は3%でやってくれるよ」みたいな。
そこで、仕方なく、
値引きしてでも管理させていただく、
という選択をしているみたいですね。
あなたの現場では、
そのようなことはありますか?
そして、そのとき、
どのように対応しよう、と決めていますか?
あるいは、何も決めてなく、
その時々の判断で、
相手の顔を見ながら
値引きに応じているのでしょうか?
想像してみてください。
味噌ラーメンの美味しい店があって、
隣に豚骨ラーメンの美味しい店があります。
味噌ラーメンの店主に向かって
「隣は880円だからもっと下げろ」
と言うでしょうか?
豚骨ラーメンが
1000円でも1500円でも、
その味に「価値」を認めれば
お客様は注文してくれます。
たとえ480円で売っても
お客様が「価値」を認めなければ
誰も食べてくれません。
つまり、
価格を決めるのは「価値」です。
その価値とは、お客様が決めるモノです。
「A社は3%だか、お宅はいくら?」
と言っているのは、
「A社とお宅の賃貸管理は同じ価値」
という前提に立った話です。
実際に多くのオーナーが言うのは、
「賃貸管理はどこも同じ」という言葉です。
どこも同じなら、
安い方が、
会社が大きい方が、
長くやってる方が、
多くやってる方が「良い」
という結論になるでしょう。
だから「価格競争」に巻き込まれるのです。
そうならないために管理会社は
まずは「どこも同じではない!」
という前提に立つべきです。
うち(当社)の管理は違う! と。
その前提に立てば、
「では、何が違うのか?」
という自問自答が始まるでしょう。
一所懸命に考えれば
同じように見える賃貸管理の中に
うち(当社)の独自性が見えてくると思います。
というか、見えるようにするべきです。
うち(当社)の賃貸管理は
皆と同じでいいのだ、と言うなら
価格競争の中で
収益を減らしていくしか道はありません。
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とにかく、
大切なキーワードは「価値」です。
オーナーは、
価値を感じるから管理を依頼するのです。
オーナーに
「管理させてください」と言うのは、
オーナーに
「管理料を5%ください」と
言っているのと違います。
ここは大事なので、もう一度書きますが、
「5%ください」と言っているのではありません。
もしそうなら、
マインドセットを変えた方がいいです。
5%ください、と言うのは
「お金をください」と言ってるのと同じです。
それは「お金に価値がある」という前提に立っています。
お金はたしかに、
たくさんあれば便利ですし、
あるだけで安心できるのは事実です。
僕もお金をたくさん欲しいです。
でも、お金に価値はありません。
お金は
価値があるものと交換するツールに過ぎません。
人はお金ではなく
それと交換して得たモノに感じられる
「価値」を求めているのです。
だから「お金をください」
という考えは違っているのです。
オーナーさん、
賃貸管理という「価値」を提供させてください。
と言うべきです。
その価値が具体的に
オーナーにどんな結果をもたらすか
真剣に考えるべきです。
A社とは違う価値です。
そのようにマインドセット変えれば
「管理料5%は妥当か?」という論議は
起こらないと思いませんか?