2週間前にシンガポールに行ったときに
初めて「ウーバー」を体験しました。
ウーバーをご存知ない方のために説明すると
(自分も2ヶ月前まで知らなかったのですが)
今いる所から
希望する場所に運んでくれる配車サービスです。
「なんだ、タクシー・ハイヤーと同じか」
と思うかもしれませんが、全く違います。
ウーバーは、
一般の人が、自分の時間が空いているときに
自家用車を利用してハイヤーのように、
希望する場所から場所まで運んでくれるのです。
たとえば異国の空港に着いたとき
言葉も分からず行き先の説明も「ままならない」とき、
すぐ近くに仲良しの友人が暮らしていたら
「悪いけど迎えに来てホテルまで乗せてくれない?」
と頼むでしょう。
でも、仲良しの友人は
異国の空港の近くには いないのが普通です。
この「ムーバー」は、
アプリでサッと行き先を指定するだけで
近くにいる、
ウーバーに登録している一般ドライバーが
「すぐ行きます」と言って迎えにきてくれます。
料金も事前に表示されます。
しかも、行き先はアプリで伝わってるので、
「サンキュー」と言うだけで連れて行ってくれます。
支払いも、
あらかじめウーバーにカード情報が登録されているので
そこから自動で支払われます。
最後に「サンキュー」と言って、
車を降りれば良いのです。
「サンキュー」を2回言うだけで
目的の場所に連れて行ってくれて、
支払いも、お釣りを受け取る必要も、
チップを渡す必要すらありません。
なんとも便利なシステムが出来たものです。
これは、「ウーバー」という会社が
世界的に展開しているサービスです。
このようなサービスを
「シェアリングエコノミー」と言うのだそうです。
それぞれが所有している資産や技術を
自分が使わないときは
それを必要としている人に「シェアする」という考え方です。
昔なら、親戚・知人としかできなかったシェアが
今は、ネットとアプリが簡単に繋いでくれます。
便利で合理的で経済的な考え方ですね。
残念ながら日本では
法律面をクリアするのが難しいのと
タクシー業界の大反対に遭うので、
本来の便利なカタチで上陸できていません。
日本の中だけに閉じこもっていると
海外で起こっている変化に
なかなか気付くことが出来ないと実感しました。
上手に海外を見て回っていれば
これから日本で流行ることを先に知ることが出来て、
それがビジネスチャンスになるのだろうなと思います。
居心地の良いところだけに
留まっていてはいけませんね。
ところで賃貸管理を考えてみても
自分の会社や地域だけを見ていると
世間の変化に気付けないでしょう。
海外ほどの大きな変化はないとしても
確実に、少しずつ変わっているのですが、
自分の地域だけを見ていたら
20年前の賃貸管理でも
「十分に通用する」と勘違いしてしまいます。
入居募集して、
家賃の集金と報告をして
トラブルやクレームに対処して
設備が故障したら修繕の手配をして
退去があれば原状回復手配をする。
これで「5%をいただく」のが
賃貸管理の標準だと思っていたら、
それはあまりにも「古い考え」だと
気付けなくなってしまいます。
いま掲げた賃貸管理は
僕たちが30年近く前にやっていた
賃貸管理「そのまま」です。
賃貸管理の未来を知るために
「海外に行こう」とは言いませんが、
もっともっと外に出て、
色々な賃貸管理に触れるべきだと思います。
ウーバーは便利です! への2件のコメント