新規オーナーにアプローチする前に、

まず管理オーナー、
つぎに専任オーナーにアプローチしましょう。

そして今回は「一般媒介のオーナー」です。

管理をさせていただくことを目的としたとき、

一般媒介という「オーナーとの付き合い方」が
何とも中途半端な気がします。

あなたが「賃貸仲介の売上」を最優先にするなら
一般媒介を受けるのは理解できるのですが、

管理が目的なら、
いつまでも「一般のまま」では先に進みません。

一般　→　専任　→　管理

というストーリーを描いているなら
それはオッケイなのですが、

スケジュールを決めて
サクサクと前に進めて行きましょう。

一般媒介は「仮の姿」なのですから、
そのまま、いつまでも、
そこに留まるべきではありませんよね。

長くやっていると
この一般媒介というレベルに
多くのオーナーが留まっていることがあります。

そこでクリーニングが必要になります。

全ての一般オーナーに連絡をとり、

まだ一般媒介の関係が維持できているオーナーと
関係が切れているオーナーを知りましょう。

連絡を取るのが怖い感じもするのですが、
勇気を持ってアプローチしてください。

関係が切れていたオーナーは
修復して関係が再開できるように
努力しましょう。

そして一般オーナーは、
専任になってから管理委託に進むのか、

あるいは一気に
管理オーナーになっていただくのが目的ですから、

そのための作戦を立てて実行しましょう。

ただオーナーの言いなりの条件で
他社との客付け競争に参加していたのでは、

いつになったら管理に行き着けるのか、
遠い道のりになってしまいます。

しっかりと作戦を立てて実行しましょう。

先日、
「ノウハウを学ぶな！」とメルマガに書きましたが、

この作戦が、
あなた自身で立てられるようになるために、
その「考え方」や「心構え」が
本来の「学びの目的」だと思っているので
そのように書いた訳です。

一般から一気に管理に移行していただくために
有効な作戦は何か？

それを自身で考えられるようになっていただきたいのです。

すくなくとも、
「で、その方法は？」と
すぐに「待ちの姿勢」になる癖があるとしたら
それは改めた方が良いと思います。

つねに「解決策は？」「その作戦は？」と
自動的に思考が働くようになっておいた方が
絶対に良い仕事ができると思います。

さて、僕が考える
一般媒介から一気に管理受託に繋げる作戦の
１つのヒントは、

あなた独自の提案をオーナーにすることだと思います。
他社がしないような提案です。

それがプチリフォームなのか
リノベーションなのか、

モデルルーム化なのか
「貸し方の条件」の提案なのか、

とにかく、あなた独自の提案です。

そして「必ず決めます！」と言い切ることです。

言い切ったとしても、
必ず決まるかどうかは、
やってみなけければ分かりませんが、

とにかく言い切ってくれないと、
オーナーは承諾のしようがありません。

ここでオッケイになれば
一定期間はあなたの専任状態になるでしょう。

あなた独自の提案ですから、
その程度の譲歩は引き出せるでしょう。

「決めたら管理」という約束を取り付けてください。

もちろん、
考えつく作戦はこれだけではありません。

他は、あなたの頭で考えていただきたいと思います。

「新井さんは、お金を払ってコンサルを頼んだら
　色々なアイディアを教えてくれるのですか？」

と思ったかも知れませんが、

コンサルを受けても同じです。

僕はコンサルのときに、
「ご自分で考えください」とよく言いますし、

「考えていただいたら一緒に検討しましょう」
とよく言います。

僕のクライアントには

すぐ食べられる「魚を渡す」のでなく、
「魚の捕り方」を覚えていただきたいのです。

大事なのは、

一般媒介に留まっていても仕方がない。
だから、管理までの道筋を作ることを目標にしよう。
そのための手段を自分自身で考え出そう。

と自動的に考えられる日頃の気持ちの持ち方です。

これを「起業家マインド」と言うのだと思います。

他人（ひと）が教えてくれる、のを待つのは
「従業員マインド」です。

たとえ、あなたが今、従業員であっても
「従業員マインド」は捨てた方がいいです。

一生、他人（ひと）にコントロールされる人生が
「イヤでないなら」別ですが、、、。

少し、テーマが逸れてしまいしたが、

とにかく一般媒介という関係は「仮の姿」ですから、

いつまでも留まらないで
そろそろクリーニングをする時期（とき）、
ではないでしょうか。