ご自身やスタッフに
研修に参加する機会を与えない、
という方も多いと思います。
理由は単に、
「動機がない」「その気が起こらない」
ということだと思いますが、
もう少し分析してみると、
4つほどの
「参加しない理由」が浮かび上がります。
「高い研修に参加しても効果がないのではないか!?」
今まで価値のある研修に出会ってなかったら、
このような考えになるのも良く分かります。
でも、言葉尻を捉えるようですが、
その研修が安かったら、
あるいは無料なら、
たとえ効果がなくても
「損はしない」のでしょうか。
その考え方も間違っていますよね。
効果がない研修に出てしまったら、
貴重な時間を失いますし、
「学ぶ」という姿勢に
水をさされることになります。
これが一番の損失でしょう。
学ぶことはゼッタイに意義があります。
上手に学べば、必ず効果はあります。
大事なのは、
「内容のある研修」を選び、
「正しい姿勢で学ぶ」ということです。
そしてもうひとつ、
現場に戻ったら実践して、
「自分のものとする」
というマインドを持つことです。
「営業は実践がすべてであり理屈で学ぶものではない!」
コンサルや研修をしていて思うことは、
営業にも基本があり、
その基本を学ばずに営業している人が
「多い」ということです。
物事には全て基本があります。
一番実践が必要とされるスポーツも
初めは基本から入ります。
そして基本は理屈を覚えて
反復で身に付けます。
僕の信念ですが、
強い営業の80%は、
正しいマインドセットから生まれます。
つまり考え方や心構えです。
心構えが弱かったり間違っていると
努力が結果となるのに時間を浪費します。
営業は、
お客様との関係を築いて、
お客様の心理を知り、
お客様を誘導することが重要ですから、
「最初は理屈を学ぶ」ことから始まるのです。
ただ、理屈だけ知って
「分かったつもり」になる人が多いので、
「営業は理屈ではない」という言葉に
説得力が生まれてしまうのです。
正しい理屈を学んで、
それを実践して自分のものにする。
これが
正しい研修のあり方であり学び方です。
「参加したときは良いのだが、すぐに元に戻ってしまう」
これは本当のことですし、
とても勿体ないと思っています。
研修に参加したときは誰でも
「頑張ろう」という気持ちで帰って行きます。
それが元に戻ってしまう理由は、
研修でインプットしたものを
「アウトプットする場がない」ことです。
「アウトプットとは実践だろう」
と思うかもしれませんが、
その間に、社内でアウトプットする
機会を設けていただきたいのです。
もうひとつの理由は
参加して「変化しよう」とするスタッフより
参加せず「今のままで変わらない」
と考えている勢力の方が強いことです。
この2つの「理由」を克服するために、
今回の僕の研修では、
研修風景を撮影した動画を、
参加後3ヶ月間は繰り返し見ることができる、
という特典を設けています。
これは、
参加したスタッフが再度見ることと
参加していないスタッフも
見ることができます。
つまり、
研修効果を共有することができます。
参加者が元に戻るのでなく、
参加しなかった人たちを
新しいマインドやスキルに感化させて、
社内のレベルアップを目指せるのが
良い研修といえます。
「インターネット集客の時代には、営業のスキルは関係ない!」
この考えには反対です。
どこの仲介会社でも
同じ情報を掲載しているのが
ネット集客全盛の「いま」です。
扱っているモノが同じなら
対応する営業スタッフの「スキルの差」が
売上の差を生み出すはずです。
10年後20年後のことは分かりませんが、
少なくとも現代においては、
インターネットが“バーチャルリアル”になっても、
「営業スキルが不要」ということはありません。
お客様と関係性を築いて、
お客様の心理を知って、
お客様が本当に求めている物件と
巡り合わせるスキルは、
機械やプログラムにはできません。
最後はヒューマンスキルの差が、
店舗の業績の差となって現れるのです。
研修には参加させるけど
あとは「ほったらかし」
という現場も多いのではないでしょうか。
勿体ないですね。
でも、学ぶ機会を与えないのも
勿体ないです。
正しく学べば、
学んだあとの成長のスピードが違います。
でも成長のチャンスを逃しても
「その差に」気付くことはありません。
やはり、信じて学び続けるしかないと思います。
4月は研修の多い時期です。
ぜひ、良い研修を選んで、
成長の機会を自身やスタッフに
与えてあげてください。