本日は「為になる」話ですよ(笑)
僕は一昨年から、「あること」に興味を持ち出しました。
そのためにメルマガを購読したり、
教材を購入したこともあります。
その中で学んだことは色々ですが、
ある「考え方」が、とても役に立っています。
それは、
『失敗はなく、すべてがテストである』
ということ・・・・
ある男の事例で説明しましょう。
去年の春に、
「プロパティマネジメントに役立つツール」を全国の賃貸管理会社に紹介しようとしました。
目的は、そのツールへの「利用申し込み」です。
方法はダイレクトメール。
具体的にはヤマトのメール便を使いました。
住所リストは約800件を用意しました。
封筒を用意して、
セールスレターを書いて、
見本を同封して、
申し込みを誘引するためのオファーも考えました。
郵送や封筒などにかかる費用は12万円ほどです。
(150円×800件)
結果は・・・・
申し込み6件で、送った数の1%にもなりませんでした。
このマーケティングは、失敗でしょうか? 成功でしょうか?
実は、失敗でも成功でもないのです。
なぜなら、これはテストですから。
全国の賃貸管理会社の住所リストは、
手に入れようと思えば1万件でも無理ではありません。
でも、1万件を集めるのに費用がかかるし、
1万件に送ったら150万円のコストがかかってしまいます。
(150円×10000件)
これで本当に結果が10件や20件だったら「目も当てられない」ですよね。
だからテストをしたのです。
次は、同じ800のリストに、
ファックスDMという方法でマーケティングしてもいいでしょう。
あるいは、
同封するセールスレターや、
申し込みを誘引するためのオファーの内容を変える、こともできます。
別の800のリストを使ってもいいですね。
そして、もういちどテストを行います。
次は、12件の申し込みがあるかもしれない。
テストをすればするほど、広告の内容が良くなっていくはずです。
採算のラインを超えるほどに確率が高まったら、
150万円をかけても、1万件に送ることができます。
その結果150件(1.5%)の申し込みがあり、
十分に採算の合う結果だったとしても、
成功ではありません。
なぜなら、テストだから・・・・です。
このように「すべてがテスト」と考えれば、失敗はありません。
「いい考え方」だと思いませんか?
見込みオーナーさんに送るDMも、毎月がテストです。
「反響がない」と嘆くのは「失敗」と捉えているからですね。
テストと思えば「工夫」に結びつきます。
インターネットへの物件掲載もテストです。
反響が少なければ、写真や間取図やコメントを工夫すればいいのです。
そして、次の一週間の反響を見てみる・・・・。
空室対策で、
「完全ゼロ円の部屋」
「100円で住める部屋」
「壁紙が選べる部屋」
いろいろな手法が取り沙汰されていますね。
「やるか、やらないか」迷う必要はありません。
すべてテストなのだから、やってみればいいのです。
結果が悪ければ改善して
次のテストを行うだけのこと。
繰り返していけば「きっと結果は改善する」はずです。
賃貸管理でトラブルが起きて、
ある解決手段を選んで実施しますね。
結果が悪くても落ち込む必要はなくて、次を改善すればいいのです。
だって、テストなのですから。
よくないのは、
「同じ間違いを繰り返し続ける」ことですよね。
定期的に配布している「折り込みチラシ」もテストです。
用紙サイズや、レイアウトや、写真や間取図や、
タイトルや広告文の書き方も毎回がテストと考えれば、
試行錯誤を繰り返しながら、「改善」を続けることができます。
結果として、「反響の多いチラシのカタチ」に近づいていくのではないでしょうか。
すべてがテストと考えると、
未来には「よくなる現実」しか待っていない・・・・ということになりませんか?
いまが「たまたま最悪」でも、
ひとつのテストの結果に過ぎません。
次は、もっと工夫して行えばいい・・・・。
人生でも、仕事でも。
こんな考え方でいくと。
すごくいい「プロパティマネジメント」に成長していく、
と思います。