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CPMになりませんか?!

5月20日に福岡でCPMの認証式がありました。
晴れて、正式にCPMの仲間入りとなりますが(とっくに名乗ってましたけど)、
さて、CPMってなんでしょう。

今回の記事は、CPMに興味のない方は「パス」してください。
CPM認証式

CPMは、サーティファイド・プロパティマネジメントの略です。
サーティファイドは「認定」のような意味でしょうか。
プロパティマネジメントを行うための、アメリカの認定資格です。

国家資格ではなく、IREM(アイレム)というシカゴに本部を置く民間団体が主催しています。
IREMは1933年に設立され今年で68年目を迎えますが、全米に100を超える支部があり、カナダと合わせておよそ9,300人のCPMがいるそうです。
日本のCPMは200人くらいで、まだまだ少ないですね。

アメリカでは、この資格がないとPM業務ができない訳ではありませんが、
そこそこの規模の物件を所有しているオーナーは、業務委託を検討するときは、
その会社にCPMがどれくらい在籍しているか、
自分の物件の担当者はCPMフォルダーか、などを気にするみたいです。

今回、一緒に資格取得を目指して勉強した人達は30人くらいだと思います。
ほとんど、5000戸10000戸規模の賃貸管理会社で働く管理職の人たちで、
平均年齢は30歳半ばくらいのバリバリの現役でした。

僕としては、こういう方たちと知り合えたのが、一番の収穫かもしれません。
それと、とりあえず、図々しくも「プロパティマネジメント」の冠をつけたメルマガを開始できたことが、収穫の二番目でしょうか。

CPMの資格に興味のある方は、下記のサイトをご覧ください。
http://www.irem-japan.org/
9つの研修(4ヶ月の間に17日間の開催スケジュール)に参加し、3つの試験にパスすることによって取得できます。
最後の試験は、2日間20時間くらい、「ひたすら」書いても時間が足りない、というものでした。

この勉強をしていて一番に思ったのは、
仮に、僕がある地域で賃貸管理をしていたとして、
もし、ライバル会社が本物の「プロパティマネジメント」を始めたら、
「これは絶対に負けるな」ということでした。

「負ける」というのは、新規獲得競争だけでなく、
既存のオーナーさんも取られてしまうかもしれない、という危機感です。

なんといっても、ライバルはオーナーの収益を増やすのが目的ですからね。

なので、
賃貸管理の現場のマネジャーの方に、少しでもその「事実」を知っていただきたいと思いました。
その第一弾として「メルマガ」を始めた次第です。
そのほかにも「研究会」を立ち上げたり、新しい「研修」を開催するとか、
色々と考えております。
(考えているだけで、日常に流されておりますが・・・)

この前、僕の研修に参加された方と名刺交換したら、
所属しているセクション名が「プロパティマネジメント課」となっていました。
「すごい。僕が広める前に、すでに実践しているのか!」と驚いたり感動したりしたいのですが、
残念ながら実際は「名前だけを語っている」レベルだと思います。
そういうのが日本は多いですね。

別に名称など大したことはないのですが、「勿体ない」と思うのは、
本当は、その名称には大切なノウハウが含まれているのに、
名前だけ借りて使ってしまうと、
そのノウハウと出会うチャンスを失ってしまう、ことです。
だって従業員さんは、「当社はプロパティマネジメントをやってます」と勘違いしますからね。

だから正しく、
オーナーさんの所有する不動産からの収益(キャッシュフロー)を増やす、
オーナーさんの所有する不動産の価値を増やす(少なくとも維持する)、
この二つの大きな目的を達成するための「ノウハウ」なのだ、
ということを認識した方がいいと思います。

それが分かっていれば「道半ば」でも、
「プロパティマネジメント課」を名乗ってもいいんじゃないですかね。
口に出していれば「それに近づく」ということが「ある」みたいですから。

CPMの勉強の中には、
「メンテナンス」「リスクマネジメント」「人材管理」「リーシング」「マーケティング」など、
通常の賃貸管理業務から見ても、興味深い内容も含まれています。

もし可能なら、勉強して、資格取得を目指してはどうでしょう。

社内に「プロパティマネジメント」の考えを取り入れる「手っ取り早い」方法は、
2~3人のCPM取得者を作ってしまう事だと思います。

ただし、ひとり70万円くらいかかります。
もうひとつ、必ず「売上を増やす」「管理を増やす」という実績につなげる“覚悟”が必要です。
ただの資格を増やすために、時間と金をかける余裕はないはずですから。

参考までに、9つの研修の「タイトル」を並べておきましょう。
プロパティマネージャーのための倫理
プロパティマネージャーのための金融計算と戦略
不動産資産の融資と評価方法
不動産資産の実績評価
不動産資産の実績評価―上級応用
不動産のメンテナンスとリスクマネジメント
プロパティマネージャーに必要とされる人材管理
プロパティマネージャーのためのマーケティングとリーシング
マネジメントプラン(オーナー提案書)の書き方と使い方

特に「金融計算」や「実績評価」は、
数学の好きな人は“面白楽しい”ですよ。

 

 

 

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