昨日の記事は、オーナーさんだけの問題ではありません。
管理する私達にも同じことが言えます。
つまり、
「ウハウハの物件」の管理は楽です。
「辛抱の物件」の管理も、まあ、許容範囲でしょう。
でも、「地獄の物件」の管理はエライことです。
管理料は減る一方ですし(家賃と稼働率が下がるのですから)、
入居者の質が変化するのでトラブルやクレームは増えるし、
やっかいな滞納だって多いでしょう。
管理物件の半分以上が「地獄の物件」になったらどうしますか?
でも、このまま管理物件を増やさずに「手をこまねいて」いたら、
確実にそうなりますね。
オーナーさんと同様に、私達の管理物件も、
「ウハウハ」と「辛抱」と「地獄」の各物件を
適度にミックスさせていく必要があります。
(できるだけ「地獄」は遠慮したいところですが)
だからと言って「ウハウハ」だけ管理したい、というのは無理です。
10年経てば「辛抱」の領域に入ってしまうのですから。
では、どのようにして適度にミックスできるでしょう。
まず、随時、築淺の物件を管理に引き入れていくことです。
出来れば、年にいくつかの新築物件の管理をとりたいです。
次に、築20年を過ぎたら、
オーナーに再生(リノベーション)を提案しましょう。
オーナーも急に言われても資金等の準備ができないので、
築15年頃から話しておけたらいいですね。
このあたりの理屈は、前回の記事で申し上げました。
このように考えてみると、
管理会社とオーナーは「同じ船」に乗っているという感じが強くします。
オーナーが困るということは、
管理会社の仕事も煩雑になる、ということです。
オーナーが儲かっているときは、
管理会社も「少し」楽ができる、ということです。
「だから」と言うわけではありませんが、
オーナーには儲けていただくように力を尽くすべきですね。
(綺麗ごとでなく、その方が管理会社も楽に儲かるのですから)
それが、「元々の」プロパティマネジメントの目的です。