計画停電が実施されます。
賃貸管理におよぼす影響を検討しておきましょう。
まず、エレベーター。
昨今のマンションのエレベーターは、自動的に最寄階に移動して扉が開くシステムを導入済み、と言われています。
「停電時自動着床装置」と言いますが、古いものは、その装置が付いていないものもあります。
その場合は、停電した瞬間にエレベーターは停止し、非常灯が点灯すると思います。
乗っている人は、非常用押しボタン押して、エレベーターのメンテナンス会社と通話することができます。
しかし、機種によっては停電中は回線が繋がらないものもある、という情報です。
国土交通省は、計画停電の時間が近づいたら、エレベーターに乗らないように呼びかけていますから、管理会社も同様の措置をとるべきでしょう。
張り紙などでの告知が必要です。
毎日、その時間帯にエレベーターの電源をオフにする、というのは、相当の手間がかかります。
いずれにしても、エレベーター会社に相談しましょう。
本日から開始ですから。
(早いところは、この時間に停電が始っています)
オートロック。
基本的には停電の場合、解錠されますので手でこじ開けることができます。
最近のものは「バックアップ電池つき」が主なので、停電中でも使用可能のようです。
こちらもメーカーに確認ですね。
怖いのは非常時の通報です。火事になっても火災報知機が鳴らない可能性があります。
なので、入居者への告知が必要です。
・エレベーターに乗らないこと
・万一、エレベーターが止まった時の対処方法
・オートロックの開け方
・停電前は、アイロン、ヘアドライヤー、トースターなどの熱機器のプラグをコンセントから抜くこと。
(スイッチが入ったままの熱機器が停電が終わった後に再び加熱し、火災が起きることもあります) ・バックアップ電源がないマンションなどでは、水をくみ上げている給水ポンプも止まり、断水するかもしれない、といいます。
水洗トイレも使えなくなる?
浴槽に水を張ったり、やかんや水筒にくみおくことを勧めましょう。
まだあると思います。
社内で話し合った方がいいですね。
また、社内の電話が使えるか確認した方がいいです。
アナログの電話機が一台だけ、昔ながらの「チリリーン」という音が鳴り、使えるかもしれません。
僕が申し上げた事が「流言飛語」にはならない、と思いますが、
専門家である業者への確認は、実行したほうがいいでしょう。