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一般で預かってはいけない!

管理物件を増やそうとするときの「犯しやすい5つの間違い」、
みっつめは、
一部屋だけの募集を、しかも「一般媒介」で受けてしまうことです。

よく、管理契約をとるために、
「まず、一部屋の募集を、例え“一般媒介”でも受けて」
「決めた部屋だけでも管理させてもらい」
「そのうちに全部屋の管理まで持って行こう」
というシナリオがありますが、
これは良くありません。

これでは貴方の「オリジナル企画力」を、
オーナーに提案することができなくなります。
貴方も、その他大勢の業者に混じって、
ただ「客付け」競争に参加するしかありません。
今までと変わらない「賃貸条件」で募集を続けるなら、
貴方が部屋を決められる確率も
、 その先の「管理を依頼される」確率も
限りなく低くなってしまいます。

貴方のオーナーへの提案は「収益を増やすための管理」であるべきです。

もちろん、「一般媒介」で預かっても、
あるいは、管理を依頼されても、
「空室を決めなければならない」という使命は同じです。

しかし管理物件なら、
空室を埋めるための「企画」をオーナーに提案できますし、
近隣の業者を「客付け」の応援隊として使えるのです。

結果が、まったく違うものになることが、分かりますよね。

しかし、このように主張すると、
「話は分かるけど、いま他の業者に募集を任せているオーナーが、
その業者を断って、すぐに管理を任せてくれないよ」
という反論が出てきます。
「だからまず、一般でもいいから、オーナーとの距離を近づけたい」のだと。

僕にはそれが、かえってオーナーとの距離を遠くしているように思えます。

さきほどの反論には、こう答えましょう。
「だからと言って「一般媒介」で預かっても、よい結果に結び付きません」
「家賃に見合った価値に乏しい空室」を、
「その他大勢」と一緒に預かることに、何の未来があるのでしょう。
結果的に「決めることができず」に、評判を落とすリスクの方が大きいです。

二番目の答えは、
「だからオーナーを説得する必要があるのです」

貴方の「オーナーの収益を増やす」という理念と、
そのために「いかに空室を埋めるか」というアイデアと、
その具体的な方法を、オーナーに分かりやすく説明するのです。

頑張ってオーナー訪問を繰り返した結果、
「一般」で30室を預かるより、
例え3室でも「管理」で預かれた方が、
貴方の会社の将来にとって大きな価値があります。

次回は4つめの「犯しやすい間違い」、
オーナーの「言いなり」で預かってしまうこと、です。

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