リーシング(客付け営業)を担当するA君とB君がいます。
2人は同じような体験をしました。
あるお客様を物件にご案内したときのこと、
現地の下見をして、「あて物件」も用意して、満を持して案内しました。
最後の本命物件を自信満々で紹介しましたが、
お客様の反応がイマイチです。
ニコリ ともしません。
「どーです。いいでしょう」という問いかけにも、
「うーん」と考え込む始末です。
ここで、A君とB君は異なった反応をしました。
A君 :
こればダメだな。決まりそうもないや。だって、最初から難しい顔をしてるもの。
B君 :
これは脈があるぞ。だって、難しい顔をして考えてくれている。
考える、ということは、気に入った証拠だ。
でも何か、すぐに決められない障害があるのかな。
よし、その障害を突き止めて、取り除けば申し込みになるぞ。
諦めたA君は、申し込みになることはないでしょう。
B君は、申し込みがいただける可能性が、まだ大いにあります。
これは、同じものを見たA君とB君ですが、見方=捉え方 が違う、というお話です。
このように、私たちは同じものを見ても、異なった反応をします。
さて、本日のテーマは営業ではありません。
「空室対策」を考えたときの、
私たちと、オーナーとの「見方=捉え方」の違い について です。
私たち、賃貸管理をしているものが「空室対策」を考えると、
とにかく空室を埋めることを第一に考えます。
目的が「空室をなくすこと」となるわけです。
そんなの当たり前だし、正しい考えでしょ!、と言われそうですね。
では、オーナーの見方はどうでしょうか。
オーナーが賃貸経営をするのには、目的や理由があります。
すべてのオーナーが同じではありま