敷金返還「交渉人」が大盛況。 　　　 　 　悪徳家主に「ちょっと待った」をかける交渉人集団が登場／最近のアエラ(朝日新聞社発行)にこんな見出しの記事が掲載されました。 　その交渉人集団とは、(株)ネゴシエーターズ。社長は元証券マンで、居住用物件の「敷金返還」「保証金返還」「家賃値下げ」の交渉代理が主な業務とか。交渉費用は成功報酬制で、敷金返還の場合は返金額の3割が報酬だそうです。電話1本で交渉が成立することもありますが、時には退去立会に参加することもあるそうです。依頼人の8割は20、30代の女性で、毎日10件近い相談があるといいます。この会社は原状回復ガイドラインを読み込み、敷金返還訴訟を頻繁に傍聴して、スタッフ全員でノウハウを磨いたとのこと。目新しいビジネスなのでメディアからの注目度も高いようです。 ／弁護士J氏のコメント：弁護士ではない者が法律行為を行うのですから、弁護士法違反の可能性もある。しかしこうしたビジネスが拡がる土壌があるので、今後同じような会社は増えるでしょうね。 ／実際ネゴシエイターズ社長のコメントでは、類似の商売が出てきているようです。リフォーム会社が交渉を請負い、実際は家主の見積もりよりも安く工事する等、内実は不透明だとのことですが。